知事コラム「成長する大阪」さらなる飛躍に向けて（令和6年3月1日）

■ソフト・ハードの両面から災害対応力の強化を図ります

　能登半島地震の発生から2か月がたちました。今なお、多くの方々が厳しい避難生活を余儀なくされています。被災された皆さまが一日でも早く、安全で安心な日常を取り戻せるよう、引き続き、オール大阪で多方面からの支援に取り組みます。
　今回の地震を通じて、いつ起こるか分からない災害への備えの大切さを改めて痛感しています。近年、全国各地で甚大な災害が頻発しており、また、今後、高い確率で南海トラフ巨大地震などの発生が見込まれています。南海トラフ巨大地震が発生すると地盤の液状化などにより、堤防が沈下・転倒し、津波でまちが浸水する恐れがあり、府内で多くの死傷者が出るなどの大きな被害が想定されています。このような被害からまちを守るため、平成26年から地盤改良による液状化対策や堤防のかさ上げなどを実施してきました。この対策が今月で完了し、津波による浸水被害を大幅に軽減します。
　また、人的被害を最小限に抑えるには、一人一人が慌てず適切に避難することが重要です。日ごろからハザードマップを確認し、速やかに安全な場所への避難をお願いします。1月末にリリースした「大阪防災アプリ」では、地震・津波情報やハザードマップはもちろん、避難所の開設状況・混雑状況、今いる場所からの経路も分かります。その他に、気象情報、鉄道・ライフラインの状況、熱中症警戒アラートなど、日常生活でも役立つさまざまな情報に対応しています。さらに、英語、中国語（繁体字・簡体字）、韓国・朝鮮語、「やさしい日本語」にも対応していますので、今のうちからダウンロードしていただき、災害に備えていただければと思います。
　
▼大阪防災アプリについてはこちら▼
https://www.pref.osaka.lg.jp/shobobosai/odp-app/index.html
　
※大阪市防災アプリを既にご利用の方はアップデートすることで本アプリを利用できます。

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