新日本婦人の会大阪府本部 議事要旨

更新日:2022年8月30日

団体名新日本婦人の会大阪府本部 
応接日時令和4年3月23日(水曜日)10時00分から12時00分まで
応接場所大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)大会議室2
参加者

団体側
 ・会長他 21人

府側
 ・財務部       2人
 ・IR推進局    2人
 ・福祉部        1人
 ・都市整備部 2人
 ・教育庁      13人

議事要旨

財務部、IR推進局、福祉部、都市整備部、及び教育庁関係の要望項目(12項目)について、本府から下記回答骨子のとおり回答し、その後、質疑及び意見表明があった。

回答骨子

前半の部(10時00分から11時00分)

(要望項目)
一.コロナ対策に全力をあげてください。
 3.医療機関、介護・福祉施設、学校、学童保育、保育園・幼稚園などの職員や利用者の定期的なPCR検査等を行ってください。
(回答)
 本府では、福祉施設の施設等職員、入所者及び利用者に少しでも症状がでた場合に、スマートフォンやパソコンでインターネットから検査申込みができる高齢者施設等「スマホ検査センター」を設置しております。
 引き続き、高齢者施設等「スマホ検査センター」の利用を促すことで、社会福祉施設等のクラスターの発生防止と感染拡大の最小化、福祉サービスの安定的な提供の確保に努めてまいります。
(回答部局課名)
 福祉部 地域福祉推進室 地域福祉課

(要望項目)
一.コロナ対策に全力をあげてください。
 5.大阪府立の施設利用について
  (1)コロナが理由で会場が使用できなかった場合は、キャンセル料をとらないでください。
  (2)コロナで人数制限もしくは協力を求める場合は、使用料を減額してください。
(回答)
 以下、(1)(2)に一括して回答します。
 新型コロナウイルス感染症に伴う、府立施設の利用者への対応については、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による施設の休館や開館時間の短縮、イベント開催時の収容人数・収容率の制限を受けたキャンセル案件について、キャンセル料を徴収せず、徴収済みの場合は還付する措置を実施しているところです。
 今後も新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、府立施設の利用について適時適切な対応を行ってまいります。
(回答部局課名)
 財務部 行政経営課

(要望項目)
二.無駄な大型開発はやめてください
 1.危険な夢洲開発・カジノ(IR)などに税金を使わないでください。
(回答)
 IRは、カジノ施設、ホテル、MICE施設、レストラン、エンターテイメント施設など、カジノの収益を活用して、多くの集客施設を民間事業者が一体的に整備・運営する複合型の施設であり、民間事業者の活力と創意工夫を最大限に活かす民設民営の事業です。
 大阪・夢洲でのIR立地は、世界中から新たに人、モノ、投資を呼び込むものであり、持続的な民間投資による経済波及効果や雇用創出効果に加え、幅広い産業分野の活性化など、大阪の経済成長に大きく貢献するものです。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、観光産業は厳しい状況ですが、一定程度収束すれば、ビジネスや観光等による人の動きも段階的に回復していくものと見込まれるとともに、ポストコロナにおいても、インバウンドは引き続き、大きな可能性があるものです。
 IRは、ポストコロナにおいてインバウンドを拡大させ、観光立国を実現するために必要不可欠なものであり、コロナ終息後の日本経済をけん引し、大阪・関西の持続的な成長のエンジンとなるものです。
 また、カジノ収益の社会還元として、納付金等の収入を、ギャンブル等依存症対策の充実などの懸念事項対策をはじめ、子育てや教育、福祉、観光振興、地域経済振興など、住民福祉の増進や大阪の成長に向けて広く活用することにより、府民の暮らしの充実やさらなる都市の魅力と国際競争力の向上を図ってまいりたいと考えております。
 今後も、必要な手続きを着実に実施し、世界最高水準の成長型IRの実現に向けて取り組んでまいります。
(回答部局課名)
 IR推進局 推進課

(要望項目)
二.無駄な大型開発はやめてください
 2.なにわ筋線や淀川左岸線延伸部の建設など見直してください。
(回答)
〔なにわ筋線〕
 なにわ筋線は、関西国際空港へのアクセスを強化するとともに、国土軸上の新大阪から都心部を経由して、大阪南部地域等を結ぶ広域的な鉄道ネットワークを形成する重要な路線であり、早期整備に向け、大阪市や鉄道事業者とともに取り組んでいるところです。
〔淀川左岸線延伸部〕
 淀川左岸線延伸部は臨海部と国土軸を結び、物流の効率化による経済の活性化など、大阪・関西の成長に資する重要な路線と認識しております。
 引き続き、なにわ筋線や淀川左岸線延伸部など、大阪・関西の成長にとって必要な交通インフラ整備について、事業者をはじめとする関係者とともに、着実に取り組みを進めてまいります。
(回答部局課名)
 都市整備部 交通戦略室 交通計画課
 都市整備部 道路室 道路整備課

後半の部(11時00分から12時00分)

(要望項目)
一.コロナ対策に全力をあげてください。
 3.医療機関、介護・福祉施設、学校、学童保育、保育園・幼稚園などの職員や利用者の定期的なPCR検査等を行ってください。
(回答)
 PCR検査については、感染症法に基づき、医師や保健所が必要と認める場合に実施しているところです。
 学校園等にて陽性者が確認された場合は、保健所の指示・助言のもと濃厚接触者等に対してPCR検査が実施されます。
 国において新型コロナウイルス感染症にかかる検査体制の拡充が進められているところであり、今後も、国の通知や保健所の調査・指示等に基づき、各種検査が適切に実施されるよう、保健所と学校園が協力して進めてまいります。
(回答部局課名)
 教育庁 教職員室 福利課
 教育庁 教育振興室 保健体育課

(要望項目)
六.憲法と子どもの権利条約をいかし、すべての子どものすこやかな成長と民主教育、いじめのない学校づくりをすすめるために
 3.教育費の父母負担を軽減し、大阪府の教育予算をふやして、教育条件を改善してください。
  (2)統廃合や小中一貫校でなく、30人以下学級を全学年で実施してください。
(回答)※上記の斜字部について回答
 国は、義務教育標準法を改正し、小学校について学級編制の標準を5年かけて段階的に35人に引き下げますが、府教育庁としては、35人学級が未実施の学年については、国加配を活用して「少人数習熟度別指導」か「35人学級編制」かを、市町村が実情に合わせて選択できる取組みを、今後も継続します。
(回答部局課名)
 教育庁 市町村教育室 小中学校課

(要望項目)
六.憲法と子どもの権利条約をいかし、すべての子どものすこやかな成長と民主教育、いじめのない学校づくりをすすめるために
 3.教育費の父母負担を軽減し、大阪府の教育予算をふやして、教育条件を改善してください。
  (4)正規の教職員をただちにふやし、「教育に穴があく」事態をなくしてください。
(回答)
 府教育委員会といたしましては、定数の範囲内におきましては、正規教員の配置が基本と考えております。
 正規教員の採用につきましては、将来の児童生徒数、退職者数等の動向を踏まえつつ、教員としての資質を見極めたうえで、優秀な教員の確保に努めているところです。今後とも正規教員の確保に努めてまいりたいと存じます。
(回答部局課名)
 教育庁 教職員室 教職員人事課

(要望項目)
六.憲法と子どもの権利条約をいかし、すべての子どものすこやかな成長と民主教育、いじめのない学校づくりをすすめるために
 4.過度な競争教育を煽るテストはやめてください
  (1)「チャレンジテスト」は、廃止、撤回してください。
(回答)
 チャレンジテストは、本テスト結果を活用し、大阪の子どもたちの学力状況を把握・分析し、教育指導の工夫改善を図るとともに、大阪府公立高等学校入学者選抜の調査書の評定の公平性の担保に資する資料を作成することを目的として市町村教育委員会の協力のもと実施するものです。
(回答部局課名)
 教育庁 市町村教育室 小中学校課

(要望項目)
六.憲法と子どもの権利条約をいかし、すべての子どものすこやかな成長と民主教育、いじめのない学校づくりをすすめるために
 5.希望するすべての子どもが高校に進学できるようにしてください。
  (5)公立高校をつぶさないでください。府立学校条例の「3年連続定員割れで、再編整備の対象とする」というルールを廃止してください。
(回答)
 府立高校の配置につきましては、大阪府立学校条例第2条において、「教育の普及及び機会均等を図りつつ、将来の幼児、児童及び生徒の数、入学を志願する者の数の動向、当該府立学校の特色、その学校が所在する地域の特性その他の事情を総合的に勘案し、効果的かつ効率的に配置されるよう努めるものとする。」と規定するとともに「入学を志願する者の数が三年連続して定員に満たない高等学校で、その後も改善する見込みがないと認められるものは、再編整備の対象とする。」と規定しています。
 こうした条例や平成25年3月に策定した「府立高等学校再編整備方針」を踏まえ、平成30年11月、令和元年度から令和5年度を計画期間とする「大阪府立高等学校・大阪市立高等学校再編整備計画」を策定し、同計画に基づき、令和3年度は、特色ある教育活動を他校に継承・発展させる機能統合による学校の再編整備に着手することを決定しました。
 府教育委員会としては、府立高校の教育の内容の充実と併せて、適正な配置を推進する観点から条例及び計画に基づき再編整備を進めてまいります。
(回答部局課名)
 教育庁 教育振興室 高校再編整備課

(要望項目)
六.憲法と子どもの権利条約をいかし、すべての子どものすこやかな成長と民主教育、いじめのない学校づくりをすすめるために
 6.安全、快適な小中高校をめざして、施設・設備の改善をすすめてください。
  (1)トイレの改修、老朽校舎の改修など積極的にすすめてください。
(回答)
 府立高校のトイレの改修につきましては、1系統のみですが、これまで改修していない学校について、平成29年度から3か年計画で工事を進めておりましたが、平成30年度に発災した災害対応のため、被害のあった学校施設の改修、緊急対応が必要なブロック塀の撤去を優先し、事業完了を令和2年度まで延期したところですが、新型コロナウイルス感染症の影響により学校の長期休業期間が大幅に減少することになり、工事の実施に伴う騒音等の授業への影響に配慮し、令和2年度工事予定分について、令和3年度に延期し、現在、実施しているところです。
 なお、工事内容としては、洋式化に加え、現在男女共用の多目的トイレがない高校については、設計上可能な限り、多目的トイレの設置を予定しております。
 支援学校のトイレの改修につきましては、これまでも大規模改修や福祉整備事業などで学校の要望をお聞きしながら改修をしてきたところであり、令和3年度については、感染症予防の観点から、国補助金を受け、トイレ改修工事を実施しているところです。
 府立学校の老朽化対策については、「府立学校施設長寿命化整備方針(令和2年3月改訂)」に基づき、事業実施計画を令和2年度末に策定し、当該実施計画により、今後、計画的に老朽化対策に取り組んでまいります。
 公立小・中学校の施設整備について、府教育庁といたしましては、国の補助制度を有効に活用し、トイレの改修や老朽化に伴う校舎の改修などを効果的かつ円滑に進めることができるよう、国に対し、その財源の確保と制度の充実を強く求めてまいります。
(回答部局課名)
 教育庁 施設財務課

(要望項目)
六.憲法と子どもの権利条約をいかし、すべての子どものすこやかな成長と民主教育、いじめのない学校づくりをすすめるために
 7.児童・生徒が安心して通学できるよう、学校トイレの個室に返却不要の生理用品を置いてください。
(回答)
 府立学校において、生理用品については、養護教諭が児童生徒に渡す機会に、児童生徒の体調を確認するなどのやり取りを行うことで、児童生徒が抱える課題を把握するため、基本的には保健室で常備し、必要な児童生徒と対面して手渡してきたところです。
 令和3年10月に府の災害用備蓄物資を活用し、府立学校へ配付し、トイレへの配置方法の工夫や更衣室への配置等、児童生徒が気兼ねなく利用できるよう依頼したところです。また、市町村教育委員会へも情報提供し、希望する市町村教育委員会へも配付したところです。
 今後も、府立学校において、生徒のニーズや使用状況も踏まえつつ、児童生徒が気兼ねなく利用できるよう取り組んでまいります。
(回答部局課名)
 教育庁 教育振興室 保健体育課

このページの作成所属
府民文化部 府政情報室広報広聴課 広聴グループ

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