近木川は、環境省に水質に関する調査で平成5年度と平成9年度に、全国の2級河川の中で水質ワースト1になりました。
そのことをきっかけに、流域の貝塚市民の皆さんが清掃活動などの川づくりに積極的に取り組んでこられました。
こうした近木川に対する皆さんの高い関心の結果でしょうか。
近年ではB O D(生物化学的酸素要求量)が平成5年度の約4分の1に改善されています。
そのような川づくりに熱心に取り組まれている地域の皆さんからの提案を受け、
河口部で整備を進めてきた「汽水ワンド」の工事が平成24年11月に完了しました。
その後、「汽水ワンド」の中に砂がたまり、少しずつ自然に干潟が形成されています。
■近木川下流(近木川橋)のB O D75%値の変化(単位mg/L)■
B O Dとは水質を表す値で、数字が大きいほど水質が悪いことを示しています。河川のB O Dについては、75%値が環境保全目標値以下の場合に、環境保全目標に適合していると評価します。75%は、例えば100個の測定値を数値の低い方から高い方に順に並べたとき、低い方から数えて75番目の測定値です。
■大阪市立大学と連携した汽水ワンドの研究について■
近木川汽水ワンドを広くPRするとともに情報発信していくことにより、よりよい河川環境を目指すことを目的として、大阪府・貝塚市・大阪市立大学の3者が協力して取り組んでおり、大阪市立大学に環境教育や環境調査研究を実施いただいています。
近木川は貝塚市1市の中だけを流れる河川で、貝塚市民の川ともいえます。
そんな近木川や汽水ワンドのあらましについては以下をご覧ください。
汽水ワンドについてはこちらから!
近木川の魅力を地域の皆さんと再認識し、共有できるよう情報の提供をお待ちしています。
このページの作成所属
都市整備部 岸和田土木事務所 地域支援・防災グループ
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