令和5年度第2回大阪府戦略本部会議 【議題2】

更新日:2023年11月6日

議題2  「森林環境税(個人府民税均等割の超過課税)について」

資料名

PDFファイル

資料「森林環境税(個人府民税均等割の超過課税)について」

[PDFファイル/1.1MB]

参考資料1「降雨量や土砂災害件数の推移状況」[PDFファイル/795KB]
参考資料2「新たな対策、集水域(森林区域)における流域治水対策について(現行対策との比較)」[PDFファイル/630KB]
参考資料3「安全対策が必要な自然公園内の森林管理施設の状況」[PDFファイル/831KB]


【森岡副知事】
・森林環境税について、国と大阪府で同じような名前になっていて、府民の皆さんに少しわかりにくいと思うので、説明をお願いしたい。 

【環境農林水産部】
・資料の参考1のとおり、国の森林環境税は、温室効果ガス排出削減が目標となっている。具体的な整備手法については、災害防止のためのハード整備には活用不可である。
・一方、府の森林環境税は、安全安心の確保という観点で、森林災害の防止、それから今回は流域治水対策に活用したいと考えている。 

【森岡副知事】
・継続対策である都市緑化を活用した猛暑対策について、これまでの進捗状況と今後の目途を教えていただきたい。 

【環境農林水産部】
・現行の対策では、駅前を中心に緑化によって暑熱環境を改善するということで、目標である駅前150ヶ所に目途をつけている。
・今回新たに、シンボリックな取組みをできれば都心部でやりたい。万博までの2ヶ年で、暑熱環境の改善はもとより、都市魅力の向上も併せて図るという観点で、人がにぎわう施設で取り組みたいと考えている。 

【山口副知事】
・先日機会があって流域治水対策が必要な地域を見せてもらったが、なかなか人の手が入らず、特に5年前の台風21号のときに倒れた木が放置されている状況であった。しっかり手を入れていかないと厳しいことを実感した。
・やはり府民の方に300円をいただき、どのように変わっていっているか、特に山の中なので、ほとんど人目に触れないようなところでこういうことが起こっている、この税金でどういうことが行われて、どう変わって、何を守っているのかをしっかりと周知していただくのが重要と思っている。その辺の取組みを強化していただきたい。
・都市緑化はやれば変わったことがわかると思うが、山間地域には一部の人しか入っていかないので、有効に使っていることをしっかりPRしていただきたいと思う。 

【環境農林水産部】
・これまでの事業効果については、評価審議会などで審査、審議をいただいた上で、結果をホームページで公開したり、いろんなイベントでPRしている。
・また、地元の方、山間地域にお住まいの方については、森林防災教室という形で実感していただいているが、今、副知事がおっしゃたように、より都市部の方に、山地での災害対策について、実際に山に行っていただくようなことで実感していただけるように工夫を凝らしていきたいと思う。 

【知事】
・森林区域における流域治水対策は非常に重要だと思う。
・先週の台風7号では、近畿、それから中部の総雨量は、平年の8月の1ヶ月分を上回る状況であった。近年、豪雨災害、自然災害が気候変動に伴って非常に増えてきている。これからそういったことが起きるということを想定しなければならない。
・府民の生命、財産を守ることは行政の本来的な役割であるから、森林環境税を活用して、集中的に森林の果たす災害防止機能、それから公益的な機能の強化を図ることが重要だと思う。
・そういった観点から、令和9年度までの森林環境税の延長について府民の皆様にお願いするので、何に使われているのかを、税の延長がされることを含めてしっかりと説明をお願いする。
・そして、次の4年の対策、新たな対策では、河川に土砂が流出することをできるだけ抑制していく。山地の保水力の向上に繋がるということで、集水域における流域治水対策が非常に重要だと思う。
・また、府民の憩いの場である自然公園における落石の防止とか、歩道等の改良、こういった安全対策も重要。府民の皆さんに緑に親しんでもらう、緑の大切さを知ってもらうことも非常に重要だと思うので、そういったあたりを確実に実施してもらいたい。
・猛暑対策については、やはり大阪は大都市部で、災害並みの猛暑が今も続いている状況。万博には2,800万人の方も来られる。万博後も残るレガシーとして集中的に取り組んでもらいたい。
・万博のときには、シャトルバスの発着地であったり、梅田とか道頓堀といった観光スポットに非常に多くの人が集まる。そこでの熱中症対策とか猛暑対策は重要であるから進めてもらいたい。
・ただ、これをやるには大阪市の協力は不可欠。私からも横山市長にお願いするが、府市で力を合わせて取り組んでいきたい。
・森林環境税は、通常の個人府民税を超えてご負担いただくことになる。これまでにどういった対策をし、進めてきたのか、いつまでにどんな対策を講じるかといったことも含めて、取組みの全体像を府民の皆さんにしっかり示してもらいたいのでよろしくお願いする。 

【政策企画部長】
・それでは、「森林環境税(個人府民税均等割の超過課税)について」は、令和9年度まで延長することとし、9月議会に関連する条例案を提出いただきたい。

このページの作成所属
政策企画部 企画室政策課 政策グループ

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