2018年(平成30年)から2022年(令和3年)にかけて、大阪府監察医事務所で取り扱った熱中症死亡に関して、統計をまとめました。
また、2022年(令和3年)の熱中症死亡に関して詳細を取りまとめました。
【概要】
・2018年から2022年の夏期(5月から9月まで)の状況
死亡者数のピークは梅雨明けの時期に大きく影響を受ける。
2022年に死因が熱中症と診断された事例は76件であり、監察医事務所で過去最高の死亡者数であった。
・2022年の夏期(5月から9月まで)の詳細
熱中症死亡者は、男女とも高齢者の割合が非常に高い。
居住状況では、独居が7割を占めるが、同居であったも死亡例が多くみられた。
死亡者のエアコン使用率は、約1割にとどまっていた。
【熱中症による死亡を避けるためにお伝えしたいこと】
・自宅内でエアコンの適時使用を心がけ、梅雨明け後の急激な気温変化に対する対策を!
・独居、同居に関わらず、周囲の高齢者への意識的な見守りを!
このページの作成所属
健康医療部 監察医事務所
ここまで本文です。