第39回人権啓発詩・読書感想文 講評 P.64

更新日:令和3年3月25日

講評                                                      審査委員長 古川 知子(神戸親和女子大学)

 今年度「第39回人権啓発詩・読書感想文」に、大阪府内から1051点の応募がありました。内訳は、詩部門で960点、読書感想文部門は91点でした。一次審査通過作品が80点となり、さらに審査を重ね入選作品を30点選ばせていただきました。多くの皆さんが応募してくださったことに感謝するとともに、作品の中から選ばれた30人の皆さんの入賞を心からお祝い申し上げます。
 詩と読書感想文の部門ごとに、小学校(小学部)低学年・高学年、中学校(中学部)に分けて、審査をさせていただきました。今回、夜間学級で学ぶ生徒さんも入賞されました。コロナ禍で感じた内容も届けていただきました。学校教育を通して、人権問題を考える貴重な機会となっていると実感しています。
 講評ですが、まず、詩の部門です。授業で学んだことや日常の友だちとのやりとりを捉え、子どもたちが疑問や矛盾を感じたことや考えたことをストレートに表現しているところが印象に残りました。例えば、「いじめはよくない」という発信ではなく、「相手の気持ちを想像しよう」という言葉には、大人にも届けたいメッセージ性があります。「命」「思いやり」「優しさ」「不安」「平和」等、子どもたちの心のフックにひっかかった言葉に対して、私たち審査委員も改めて考えさせられました。
 次に、読書感想文の部門です。一冊の本を選んだ時の、子どもたちのワクワク感やドキドキ感が伝わってくるようでした。それぞれの感想には、互いの違いを尊重し合う視点に触れ、さらに自身のこととして捉えた内容が記されていました。子どもたちの成長の過程で、人権課題について考える機会の大切さを痛感しました。
 本取組みについては、保護者の方々を始め、大阪府内の小学校・中学校・支援学校において、教職員の方々が子どもたちと向き合い、やりとりをしてくださっていることが想像され、何よりありがたく大事なことだと考えます。コロナに負けず、この作品集が大阪府内の各学校等において活用され、人権課題に対する取組みが、豊かに拡がっていくことを願っております。


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府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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