人権問題に関する府民意識調査検討会議事概要

更新日:2023年2月3日

人権問題に関する府民意識調査検討会

(とき)   平成22年7月26日 月曜日 14時30分から16時10分まで

(ところ)  大阪府公館

(出席者) 神原文子委員、中川喜代子委員、西田芳正委員

(議事概要)

 議事
 (1) 人権問題に関する府民意識調査検討会の設置について

 (2) 人権問題に関する府民意識調査の調査項目(素案)について

府人権室より、検討会の設置並びに意識調査の概要及び調査項目(素案)について説明を行い、意見交換をした。


意見交換

・同和問題以外のさまざまな人権課題に触れている設問がない。(子ども、外国人、女性、個人情報、性同一性障がいなど)
・体罰を容認する人がかなりいるが、(体罰を)子どもの人権を侵害する問題としてとらえる意識が薄い、ということが他の自治体の調査でわかっている。同和問題を解決しても、解決できない別の問題。知っているかどうかという認知度だけでなく、踏み込んだものに。
・「差別をしない」というプラスの回答に対して、なぜ差別をしないのかという理由を分析・明白にできる設問を用意してもいいのではないか。掘り下げたら施策に活かせるのでは。
・学習してどうなったのか、どんな学習で人権意識が高まるのかを把握することが必要。それを同和問題の学習経験だけに限定する必要はない。
・(社会における)被受容感と自己肯定感(自尊感情)の関係が、いまの設問では見えにくい。分析のために選択肢を加えた方がいい。
・実際に調査する前に、(関係者とは別の一般の人に)プリテストをしてもらった方がいい。(わかりにくい単語などのチェック)

・女性、高齢者、生活困窮者など、それぞれの部署で対策はやっているが、そうした課題を抱えている人たちに対する偏見など、意識に関する調査はどこもやっていない。人権というなら、同和問題以外にアップデートな人権課題についての意識も把握すべき。
・同和問題について、経年の動向の把握は必要であるが、全体に占める割合が高い。内容が重複しているものもあるので、整理した方がいい。
・全般的にわかりにくい言い回しが多い。一般の人が読んで、わかりやすい表現に見直すほうがいい。
・個人を特定しない郵送方式調査は、回収率がどうしても悪くなる。今回の調査では、標本数が2000しかないので、回収率を上げることが重要。全体的に意識調査としては項目数が多い。内容が重複している設問もいくつかあるので、項目や選択肢について整理したほうがいい。

・経年の動向を見るため、特定の設問を踏襲することは理解できる。(同和問題以外の)他の課題は、どこまで掘り下げるか。
・「同和地区の人はこわい」という話に対する反論を聞いた経験の有無を問う前に、「こわい」ということを聞いたことがあるか→誰から聞いたかを問うべきではないか。
・ネガティブ・ポジティブどちらの情報か確定できず、分析しにくい設問があり、整理が必要。

このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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