教職員分限懲戒部会の開催状況について(令和4年3月23日開催)

更新日:2022年7月5日

教職員分限懲戒部会が令和4年3月23日に開催されましたので、その概要をお知らせします。

 ・以下のとおり懲戒事案の審査を行った。

1 大阪府教育庁職員による非常勤職員に対する職務外の私的な作業への従事指示等事案

対象職員

大阪府教育庁 主査級職員(50代)

事案の概要

 当該職員は、非常勤職員に対し、延べ278日にわたり職務外の作業への従事を指示していた他、パワー・ハラスメントに該当する不適切な言動により、複数名の非常勤職員に精神的苦痛を与えた。
 また、令和3年5月から10月末までの間、勤務時間中に職務外の講演会の資料作成を行う等、計103時間、職務専念義務に違反していた。
 さらに、非常勤職員に不当に職免を取得させ、それを隠蔽するために新型コロナウイルスワクチン予防接種済証に記載された接種日を独断で書き換えたり、必要な許可を得ることなく複数年にわたり反復継続的に講師謝金を受領し、営利企業への従事等の制限に違反していた。

部会の意見

当該職員 「停職6月」が妥当
課長・課長補佐 「厳重注意」が妥当

 

2 府立高等学校教諭による職場離脱等事案

対象職員

府立高等学校 教諭(63歳)

事案の概要

 当該教諭は、令和2年4月から令和3年12月にかけて、合計199回・約695時間、勤務時間中に職場を離脱した。
 また、職場を離脱する際、担当授業と勤務時間終了後の退勤打刻を、同僚教員らに代行させた。

部会の意見

当該教諭 「免職」が妥当

 

3 摂津市立中学校講師による酒気帯び運転事案

対象職員

摂津市立中学校 講師(30歳)

事案の概要

 当該講師は、令和3年11月30日、バイクで酒気帯び運転した。

部会の意見

当該講師 「停職6月」が妥当

 

4 府立高等学校主査による職務専念義務違反事案

対象職員

府立高等学校 主査(60歳)

事案の概要

 当該主査は、平成31年1月から令和4年1月にかけて、合計504回・194時間33分、勤務時間中に職場の業務用パソコンでパズルゲームをしていた。

部会の意見

当該主査 「停職1月」が妥当
校長 「厳重注意」が妥当
元校長 「厳重注意」が妥当

 

5 府立高等学校教諭による営利企業への従事等制限違反事案

対象職員

府立高等学校 教諭(41歳)

事案の概要

 当該教諭は、連鎖販売取引を行う会社の会員となり、平成30年4月から令和3年12月にかけて、約29万円の収入を得た。

部会の意見

当該教諭 「減給3月」が妥当



6 府立支援学校講師による通勤手当の不正受給事案

対象職員

府立支援学校 講師(30歳)

事案の概要

 当該講師は、鉄道を利用する通勤認定を受け、通勤手当を受給していたが、経路の一部について、許可を得ずに自転車で通勤し、通勤手当を不正に受給した。

部会の意見

当該講師 「減給3月」が妥当

 

7 府立支援学校講師による出張旅費の不正受給事案

対象職員

府立支援学校 講師(60歳)

事案の概要

 当該講師は、令和3年4月から令和4年2月にかけて、118回の出張のうち、80回について、旅費を不正に受給した。

部会の意見

当該講師 「減給3月」が妥当

 

 

このページの作成所属
総務部 人事課 考査・退職管理グループ

ここまで本文です。


ホーム > 府政運営・市町村 > 総務・人事 > 大阪府人事監察委員会 > 教職員分限懲戒部会の開催状況について(令和4年3月23日開催)