PCB(ポリ塩化ビフェニル)とは

更新日:2023年3月9日

ポリ塩化ビフェニル(PCB)とは 

 ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、電気機器の絶縁油等として広く使われてきましたが、有害であることが判明したため、昭和47年以降は製造や新たな使用は禁止されました。PCBは昭和43年に発生したカネミ油症事件でその毒性が社会問題化し、法で定められた期限までに処理することが義務付けられています(高濃度PCBは2021年(令和3年)3月末まで(処分期間は終了しました、低濃度PCBは2027年(令和9年)3月末まで)。
 PCB廃棄物を保管中の皆様は、PCB廃棄物の種類に応じ、適正な保管と処分期限までの処理を行ってください。
また、PCB使用製品を使用中の皆様は、計画的にPCBを使用していない製品と交換し、期限までに処理を行ってください。

トランス(変圧器)

コンデンサー

蛍光灯安定器

トランス(変圧器)コンデンサー蛍光灯安定器

 PCBは自然環境中では分解されにくいため、化学処理や高温焼却処理によって適切に分解する必要があります。
高濃度(PCB濃度が0.5%超)のトランス及びコンデンサーについては、平成16年より中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)によって全国5か所の処理施設で処理が進められており、府内の安定器や汚染物についても、平成27年度からJESCO北九州PCB処理事業所で処理が開始されました。また低濃度PCB廃棄物(微量のPCBを含有している電気機器等)も、平成23年より無害化処理認定施設で処理が行われています。

このページの作成所属
環境農林水産部 循環型社会推進室産業廃棄物指導課 排出者指導グループ

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