スマート農業/天王ナチュラルファームその4

更新日:2022年7月26日

大阪のてっぺんで始まるスマート農業 

                                                                   
  能勢町天王地区は、大阪府の“てっぺん(最北端)”に位置し、棚田での水稲栽培や標高500mの気候を活かしたトマト栽培などが行われています。
 農家の高齢化や担い手の減少は全国的な課題となっていますが、当地区においても例外ではありません。
 そのような中、地元有志の集まり『天王ナチュラルファーム』が中心となって、若い世代や都市住民の方々も一緒に将来の担い手として活躍できるように、ドローンやラジコン草刈り機等の最新機器を導入した“面白い農業”の
検討を重ねてきました。
 その結果、国の「スマート農業加速化実証プロジェクト」に採択され、令和2年6月からスマート農業の実証が始まりました。

大阪のてっぺんで始まるスマート農業 その4

現地見学会(水稲の収穫、収量コンバインの実演)が行われました。 

  令和2年10月3日に同地区で行われた現地見学会の様子をご紹介します。

現地見学会(水稲の収穫、収量コンバインの実演)の様子
収量コンバインです。

56馬力、5条刈りのコンバインです。今回はメーカーのデモ機を使用しました。

黄色の〇の辺りをガイドにして、操縦します。

操縦席から地面を見た風景です。真っ直ぐ刈り取るには慣れが必要です。黄色の丸部分内にあるへこみを目印に位置を決めるのがコツです。

素人でも楽々操作で刈り取れました

直播のほ場でもきれいに刈り取れます。

遠目からでも迫力あります。

刈取りの様子をみんなで見守ります。

水分計とのべ重量計です

燃料計の他に、のべ収穫重量、1分毎に計測される水分量等が操縦席正面パネルに表示されます。

内部は歯車だらけです刈り取った後、内部の歯車を通ることで、わらと籾に分けられています。
もみは直接荷台に下ろします。ある程度、籾がたまったらトラックのコンテナに排出していきます。タンクの中の様子です

コンテナの中の状態です。

 

  今回の見学会では、農業者をはじめ、近隣の首長や農政関係者等約20名が来られました。当コンソーシアムのスマート農業の取組が、多くの方の関心と期待を集めていることが実感されました。

 当事務所では、今後もコンソーシアムの一員として農機メーカーやICT(情報通信技術)の専門家などの意見を参考に、活動の助言や実証成果の普及を行っていきます。

 
 本実証課題は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:水2F07、課題名:スマート農業による中山間地農業振興と関係人口・交流人口の増加)」.(事業主体:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)の支援により実施されました。

「スマート農業加速化実証プロジェクト」等について(農水省HP)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/index.html
  

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環境農林水産部 北部農と緑の総合事務所 農の普及課

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