食中毒予防について カンピロバクター編

更新日:2024年1月31日

カンピロバクターによる食中毒の予防方法をご存じですか?

大阪府内で最も多く発生している食中毒の原因菌です。
食肉は「新鮮だから生でも安全」ではありません。

カンピロバクターの特徴

  1. 少量の菌(100個程度)で発症します。
  2. 特に乳幼児や高齢者、抵抗力の弱い方は重症化しやすいです。
  3. 水の中でも生存します。
  4. 動物の腸管内に分布しており、牛や鶏、ペット動物、野鳥、ネズミなどが汚染源になります。
  5. 合併症(ギランバレー症候群など)を引き起こすことがあります。

ギランバレー症候群:四肢の筋力低下、歩行困難などの運動麻痺をおこす自己免疫性末梢神経疾患です。

原因食品となるもの

  1. 食肉(内臓を含む)
  2. 食肉およびペットなどから汚染された食品や飲料水など

潜伏期間(菌が体内に入ってから症状が出るまでの期間です)

 1から7日間と潜伏期間は長いです。

症状

 頭痛、発熱などの風邪症状、下痢、腹痛

予防のポイント

  1. 牛レバー、鶏肉などの食肉は中心部まで十分加熱しましょう。
  2. 食肉類と他の食品は別々に保管しましょう。
  3. 食肉類の調理器具は専用とし、洗浄の際も他の食品を汚染させないようにしましょう。
  4. 鶏肉を流水で解凍したシンクはよく洗浄しましょう。

出典:大阪府「食中毒を防ぐには 食品衛生講習会テキスト」
       大阪府「カンピロバクター食中毒にご用心!」リーフレット
    大阪府「知ろう!防ごう!カンピロバクター」HP

このページの作成所属
健康医療部 羽曳野食肉衛生検査所 

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