食中毒予防について

更新日:2023年12月18日

腸管出血性大腸菌による食中毒の予防をご存じですか? 

腸管出血性大腸菌の特徴

 (1)牛などの動物の腸管内に存在する菌です。
 (2)人の体内に入った菌が毒素を産生し(ベロ毒素)、少量の菌でも発症します。
 (3)水系感染(井戸水、沢の水など)もあります。

原因食品となるもの

 (1)牛レバー刺し(平成24年7月から、生食用牛レバーの販売・提供が禁止されています。)
 (2)加熱不十分または未加熱の食品全般
 (3)井戸水など

潜伏期間(菌が体内に入ってから症状が出るまでの期間です)

 3から8日間と比較的長いです。

症状

 腹痛、下痢(血便)、発熱、溶血性尿毒症症候群(HUS)
 溶血性尿毒症症候群(HUS):主症状は溶血性貧血、血小板の減少、急性腎機能障害です。

予防のポイント

 (1)特に、子供や高齢者はユッケなどの食肉の生食は避けましょう。
 (2)食品は75℃、1分以上中心部まで加熱しましょう。
 (3)調理器具、手指の洗浄・消毒を十分に行いましょう。
 (4)お肉を焼くための箸と食べるための箸を使い分けましょう。

このページの作成所属
健康医療部 羽曳野食肉衛生検査所 

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