合言葉は「みんなでなかよくみらいをつくる」
南中学校区地域コミュニティ円卓会議(大阪狭山市)
◆自分たちの力で新しいまちづくりを 平成20年7月、大阪狭山市では、地域の自主的なまちづくりを促進するため、市にまちづくりに関する予算措置を提案する「大阪狭山市まちづくり円卓会議」が創設されました。 中学校区を単位に、地域内で活動する自治会や住宅会、NPO、市民活動団体、事業者等が自主的 に集まり、地域課題やまちづくりに関する議論と合意により、土木や建築工事等のハード整備を除く事業を市に提案するというものです。 南中学校区では他の地域に比べ、高齢化率が高いこと、人口が減少傾向にあること、ニュータウン開発後約40年が経過し、空家の増加等環境変化が著しいことなどから、少子高齢化対策、まちの活性化、広域的な防犯・防災対策など解決しなければならない課題がありました。 そこで市が創設した制度を活用し、「自分たちの力で南中学校区内の新しいまちづくりを進め、地域課題を解決していこう」との認識のもと、南中学校区コミュニティ円卓会議(南中円卓会議)を設立しました。 ◆6つの部会で実践活動
南中円卓会議で企画、事業提案、事業推進を担うのは、「総務」、「広報」、「地域コミュニティ」、「福祉・青少年健全育成」、「環境」、「防犯・防災」の6つの部会です。各部会では活動テーマを設定し、それぞれの課題に取り組んでいますが、自治会などの地縁型組織とNPOや市民活動団体などのテーマ型組織が同じテーブルで話し合うことにより、相互理解や融合が進み、その結果、個々の団体では解決することができなかった課題の解決が可能になりました。 また、毎週火曜日と土曜日には、大阪狭山市立コミュニティセンターに事務局員が詰め、地域住民の方々から色々な提案をいただいたり、情報の交換などを行っています。 防犯や防災、環境などの課題は自治会の枠を超えた広域的な取組みが効果的です。南中円卓会議では、広域的な地域課題を自治会と各種団体が連携・協働しながら、地域住民の方々の参加を得て取り組んでいます。 ◆市に事業提案、4事業が予算化
各部会で検討を重ね、市に提案した結果、次の4事業が平成22年度事業として予算化されました。現在、地域の方々に参加していただき、鋭意取り組んでいるところです。 「地域コミュニテイネットワーク事業」 ・地域コミュニティ誌の発行、地域内で活動する様々な団体や個人の対話と交流の場づくりなど 「コミュニティカフェ事業」 ・地域の方々が気軽に立ち寄り、お茶を飲みながらの情報交換や高齢者の生きがいづくりなど「場」の開設・運営 「花いっぱい運動事業」 ・きれいなまちをめざし、幹線道路の歩道(街路樹周り)に季節の草花の植栽など 「健康モデル地域事業」 ・健康の維持・増進のための「健康講座」「体力測定」などの開催 ◆今後の展望
南中円卓会議も2年目を迎え、その取組みが地域や市民の方々にも知っていただけるようになりましたが、一方で、真価が問われる年でもあります。 「 みんなで なかよく みらいをつくる」を合言葉に地域の方々に参加していただき、より良い地域社会づくりを進めてまいります。
(中央が金子議長、金子議長をはさんで左へ今瀧副議長、事務局の中谷さん、浅野さん、 - 議長をはさんで右へ川竹事務局長、事務局の今谷さん、今枝さん)
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府民文化部 男女参画・府民協働課