平成８年度大阪府統計年鑑 第20章　文化（解説）

　ここにいう図書館とは、図書館法に基づいて設置された公共図書館（学校図書館を除く）のうち、地方公共団体の設置する公立図書館をいい、私立図書館は含まれていない。
　平成７年度末現在の府下の図書館数（分館を含むが分室は含まない）は107館である。
　これを設置者別にみると、府立２館、大阪市立24館、その他の市立77館、町立４館となっている。
　これらの図書館に所蔵されている図書冊数は1506万2845冊で、うち、一般用図書が1076万179冊（構成比71.4%）、児童用図書が424万2121冊（同28.2％）となっている。
　次に、貸出状況をみると、７年度中に貸出された冊数は3366万3449冊であった。
　また、貸出登録者数は、前年度に比べ6万7677人（4.2％）増加し、168万2926人となった。

　宗教法人とは、神道系、仏教系、キリスト教系、諸教等の神社、寺院、教会、その他の教団等で宗教法人法によって設立された法人をいい、府下の宗教法人総数（平成７年度末現在）は6191法人で、前年度より、8法人（0.1％）減少した。
　これを系統別にみると、神道系が前年同の1077法人（構成比17.4%）、仏教系が１法人減の3397法人（同54.9％）、キリスト教系が2法人減の256法人（同4. 1 %）で、諸教は5法人減の1461法人（同23. 6%）となっている。
　次に、宗教法人数を市町村別にみると、大阪市が2291法人（構成比37.0%）で最も多く、以下、堺市469法人（同7.6%）、東大阪市441法人（同7.1%）と続き、この３市で全法人数の51.7％を占めている。

　公立の社会体育・スポーツ施設数（平成５年度末現在）は、765所である。
　内訳をみると、運動広場が180所（構成比23.5%）と最も多く、以下、テニスコート149所（同19.5％）、水泳プール105所（同13.7%）、体育館95所（同12.4%）、野球場76所（同9.9%）、野外活動・キャンプ場・宿泊施設67所（同8.8%）、その他の施設48所（同6.3％）となっている。

　興行場法に基づく許可施設数（平成７年末現在）は224所で、前年に比べ3所減少した。
　これを市町村別にみると、大阪市が160所で全体の71.4%を占め、以下、堺市10所、東大阪市13所となっている。
　また、種類別にみると、映画館が114所（前年より7所減）、その他の施設が100所（同5所増）、スポーツ施設が10所となっている