平成３年度大阪府統計年鑑 第20章　文化（解説）

　ここにいう図書館とは、図書館法に基づいて設置された公共図書館（学校図書館を除く）のうち、地方公共団体の設置する公共図書館をいい、私立図書館は含まれていない。平成２年度末現在の府下の図書館数（分館を含むが分室は含まない）は90館である。
　これを設置者別にみると、府立２館、大阪市立24館、その他の市立61館、町立３館となっている。
　これらの図書館に所蔵されている図書冊数は1087万3123冊で、うち、一般用図書が718万4193冊（構成比66.1％）、児童用図書が317万911冊（同29.2％）となっている。
　次に、貸出状況をみると、２年度中に貸出された冊数は前年度に比べ38万6305冊（1.7％）増加し、2341万3067冊であった。
　また、貸出登録者数は、前年度に比べ20万5271人（18.1％）増加し、133万6395人となった。

　宗教法人とは、神道系、仏教系、キリスト教系、諸教等の神社、寺院、教会、その他の教団等で宗教法人法によって設立された法人をいい、府下の宗教法人総数（平成２年度末現在）は6223法人で、前年度より７法人（0.1％）減少した。
　これを系統別にみると、神道系が２法人減の1080法人（構成比17.4％）、仏教系が３法人減の3402法人（同54.7％）、キリスト教系が２法人減の257法人（同4.1％）で、諸教は前年度と同じ1484法人（同23.8％）となっている。
　次に、宗教法人数を市町村別にみると、大阪市が2334法人（構成比37.5％）で最も多く、以下、堺市469法人（同7.5％）、東大阪市441法人（同7.1％）と続き、この３市で全法人数の52.1％を占めている。

　公立の社会体育・スポーツ施設数（平成２年度末現在）は、744所で、２年前に比べ16所増加した。
　内訳をみると、運動広場が178所（構成比23.9％）と最も多く、以下、テニスコート131所（同17.6％）、水泳プール109所（同14.7％）、体育館90所 （同12.1％）、その他の施設80所（同10.8％）、野球場73所（同9.8％）、野外活動・キャンプ場・宿泊施設67所（同9.0％）の順となっている。

　興行場法に基づく許可施設数（平成２年末現在）は231所で、前年に比べ２所減少した。
　これを市町村別にみると、大阪市が160所で全体の69.3％を占め、以下、堺市14所、東大阪市13所の順となっている。
　また、種類別にみると、映画館が139所（前年より３所減）、その他の施設が82所（同１所増）、スポーツ施設が10所（前年と同じ）となっている。