第22章 災害及び事故(解説)

更新日:2011年4月20日

平成22年度大阪府統計年鑑

水稲被害

 平成21年における府内の水稲被害の概況は、被害面積1万5600ha、被害量1950t 、被害率6.8%で、前年に比べ被害面積は7150ha(84.6%)の増加となり、被害量は 53.5%の増加となった。

労働災害

 平成21年における府内の労働災害による死傷者数は、死者が72人、負傷者(休業4日以上)と合わせて8529人で、前年より1148人の減少となった。
 産業別にみると、製造業での死傷者が2168人で全体の25.4%を占め最も多く、以下、陸上貨物運送業1172人(構成比13.7%)、商業1162人(同13.6%)の順となっている。最も多い製造業の中では、鉄鋼・金属製品製造業が775人と大きな割合を占めている。

火災

 平成21年における府内の火災件数は、前年より126件減少し3266件(前年比3.7%減)、死傷者は62人増加し754人(同9.0%増)となっており、損害額は8億9832万円減少の42億7220万円(同17.4%減)であった。
 月別では、3月の326件(構成比10.0%)が最も多く、次いで9月の315件(同9.6%)の順になっている。
 地域別では、大阪市地域が1266件(構成比38.8%)で最も多く、次いで北河内地域457件(同14.0%)、泉北地域444件(同13.6%)となった。
 発火源別にみると、「たばこ・マッチ」が前年と比べ47件増加し1371件(前年比3.5%増)で最も多く全体の42.0%を占め、次いで、「都市・プロパンガス関係」が31件減少し445件(前年比6.5%減、構成比13.6%)となっている。
 また、平成20年度末現在の府内の防火対象物数は、前年より924棟増加し25万24棟(前年比0.4%増)となった。

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火災件数と死者数の推移グラフ

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交通事故

 平成21年における府内の交通事故発生件数は、5万1696件(前年比3.9%減)、死者205人(同3.5%増)、負傷者6万1842人(同3.8%減)となった。
 事故発生の主原因者となった第一当事者別では、車両関係5万280件、歩行者25件、不明1390件となっている。
 このうち車両関係を車種別にみると、普通乗用車が2万5344件と50.4%を占め最も多く、以下、軽乗用車7668件(構成比15.3%)、軽貨物自動車4502件(同9.0%)、普通貨物自動車3933件(同7.8%)、原付(50cc以下)3082件(同6.1%)の順となっている。
 また、法令違反別にみると、安全不確認55件(構成比0.1%)、前方不注意6419件(同12.8%)、動静不注視25006件(同49.7%)の順となっている。
 一方、歩行者関係の事故件数は、第一当事者及び第二当事者合わせて4244件で、死者73人、負傷者4297人となっており、横断中の事故が2430件と全体の57.3%を占めている。
 なお、全国の交通事故発生件数は、73万6688件(前年比3.8%減)でこれを都道府県別にみると、東京都の5万6358件(構成比7.7%)が最も多く、以下、大阪府5万1697件(同7.0%)、愛知県5万976件(同7.0%)の順となっている。

交通事故件数と死者数の推移グラフ

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総務部 統計課 分析・利活用促進グループ

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