How to 統計グラフ(3)  円グラフ・帯グラフ編

更新日:2013年9月10日

(4)円グラフの作り方

例図 円グラフ

★ 各部分が全体の何%になるかを求めておきましょう。                          
  【例図】の場合  食    料    69,411÷270,737×100=25.63 ⇒ 25.6%      【計算後、小数第1位または
             交通・通信     28,506÷270,737×100=10.52 ⇒ 10.5%       小数第2位を四捨五入して
             教 養 娯 楽   27,233÷270,737×100=10.05 ⇒ 10.1%              値を求めます】
             (他の支出項目も同じように求めると前ページの表の割合になります。)      
             その他の消費支出  100−(25.6+10.5+10.1+………)=22.2%
      
★ 合計が100%にならないときは、「その他」の項目で調整するかいちばん大きい部分を変えて100%になるようにします。
   (今回は、「その他」で調整する方法をとります。)

   1. 表題を書きます。(例図では「※※市消費支出の割合(平成21年平均・2人以上の世帯・1か月)」と書きます。)
   2. 円の中心角は360°で100%を表します。すなわち、1%を3.6°として、各部分の中心角を求めます。
      あるいは、100等分した円盤(分度器)か100等分の目盛りの刻まれたグラフ用紙を利用するのも便利です。
      各部分を百分率にあわせて区切ります。
       【例図】の場合  食    料  3.6×25.6= 92.16 ⇒ 92°      【計算後、小数第1位を
                  交通・通信  3.6×10.5= 37.80 ⇒  38°       四捨五入して、各部分の
                  教 養 娯 楽 3.6×10.1= 36.36 ⇒  36°         中心角を求めます。】
                  (他の支出項目も同じように求めるようにします。)     
                  その他の消費支出  3.6×22.2= 79.92 ⇒  80°
   3. 真上から、原則として右回りに百分率が大きい順に区切っていきます(時間的順序や慣習的な順序で区切っていくことも
      あります)。
      色や模様で部分を変えると見やすくなります。「その他の消費支出」は最後の部分にとります。
   4. 円グラフの中に凡例を入れると、よりわかりやすくなります。
   5. 脚注を書きます。出所を示し、どの資料を利用してグラフを作ったかがわかるようにします。
      (例図では『出所:※※市統計局「家計調査」(平成21年)』と書きます。)
    
★ 円グラフは帯グラフなどに比べて作り方がやや難しいですが、部分相互の比較や、1/2、1/4などの割合は読み取りやすいことが 利点で
  す。
     
       

(5)帯グラフ     ※ 円グラフで利用したデータを使って作ります。

 例図 帯グラフ

 1. 表題を書きます。(例図では「※※市消費支出の割合(平成21年平均・2人以上の世帯・1か月)」と書きます。)
 2. 目盛りは、全体を100%で表しています。用紙にあわせて、横軸を書きます。そのとき、百分率で表しますので、
    10%から始めて100%まで目盛りを区切りましょう。
 3. 左から右に百分率が大きい順に区切っていきます。色や模様で部分を変えると見やすくなります。
    「その他の消費支出」は最後の部分にとります。
 4. 帯グラフの中に凡例を入れると、よりわかりやすくなります。
 5. 脚注を書きます。出所を示し、どの資料を利用してグラフを作ったかがわかるようにします。
     (例図では『出所:※※市統計局「家計調査」(平成21年)』と書きます。)

★ 帯グラフを2つ以上並べて、構成割合を比較するのに便利です。
★ 【例図】では、横の帯グラフを作りましたが、縦の帯グラフを作るときは、下から上に百分率が大きい順に
   切っていきます。「その他」は、最上部にとります。
 

このページの作成所属
総務部 統計課 分析・利活用促進グループ

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