地域生活支援拠点等に関すること

更新日:2024年2月29日

地域生活支援拠点等の概要

 地域生活支援拠点等は、障がい者の重度化・高齢化や「親なき後」を見据えた、居住支援のための機能(相談、体験の機会・場、緊急時の受け入れ・対応、専門性、地域の体制づくり)をもつ場所や体制です。⇒地域生活支援拠点の整備について(外部サイト)
 大阪府内の市町村では、地域の実情に応じた創意工夫により整備し、障がい者の生活を地域全体で支えるサービス提供体制を構築を目指していきます。

目的

(1) 緊急時の迅速・確実な相談支援の実施及び短期入所等の活用を可能とすることにより、地域における生活の安心感を担保する機能を備える。
(2) 体験の機会の提供を通じて、施設や親元から共同生活援助、一人暮らし等への生活の場の移行をしやすくする支援を提供する体制を整備する
   ことなどにより、障がい者等の地域での生活を支援する。    

   ⇒本人も家族も安心できる地域生活及び本人の希望に応じた施設等から地域生活への移行

居住支援のための主な機能

機能

内容

相談

基幹相談支援センター、委託相談支援事業、特定相談支援事業とともに地域定着支援を活用してコーディネーターを配置し、緊急時の支援が見込めない世帯を事前に把握・登録した上で、常時の連絡体制を確保し、障がいの特性に起因して生じた緊急の事態等に必要なサービスのコーディネートや相談その他必要な支援を行う機能

緊急時の受け入れ・対応

短期入所を活用した常時の緊急受入体制等を確保した上で、介護者の急病や障がい者の状態変化等の緊急時の受け入れや医療機関への連絡等の必要な対応を行う機能

体験の機会・場

地域移行支援や親元からの自立等に当たって、共同生活援助等の障がい福祉サービスの利用や一人暮らしの体験の機会・場を提供する機能

専門的人材の確保・養成

医療的ケアが必要な者や行動障がいを有する者、高齢化に伴い重度化した障がい者に対して、専門的な対応を行うことができる体制の確保や、専門な対応ができる人材の養成を行う機能

地域の体制づくり

基幹相談支援センター、委託相談支援事業、特定相談支援、一般相談支援等を活用してコーディネーターを配置し、地域の様々なニーズに対応できるサービス提供体制の確保や、地域の社会資源の連携体制の構築等を行う機能

 

 

府内市町村の状況 

地域生活支援拠点等の整備手法については、多機能拠点整備型、面的整備型、多機能拠点整備型+面的整備型の3つがあり、地域の実情に応じた整備を行うこととなっています。
大阪府では、面的整備型が多くなっています。

多機能拠点整備型・・・拠点等の機能の強化を図るため、上記の機能を集約し、共同生活援助や障がい者支援施設等に付加した拠点の整備
面 的 整 備 型・・・地域における複数の機関が分担して機能を担う体制の整備
※上記の2つの類型のほか、「多機能拠点整備型」、「面的整備型」を併せた類型等があります。

整備状況(令和5年4月1日時点) ⇒全国の整備状況(外部サイト)

 <面的整備型> 

市町村名

大阪市

堺市

岸和田市

池田市

高槻市

貝塚市

守口市

茨木市

八尾市

寝屋川市

松原市

人口(人)

2,760,091

813,153

188,834

103,064

349,585

82,960

141,607

285,224

261,197

226,693

116,842

整備時期

H31.4

H29.4

R3.3

R2.4

R2.3

R3.3

H30.7

R3.3

R3.4

R2.4

R3.10

市町村名

大東市

和泉市

箕面市

羽曳野市

摂津市

高石市

東大阪市

四條畷市

交野市

熊取町

柏原市 

人口(人)

116,963

183,214

138,740

108,651

86,494

56,795

486,464

54,654

77,243

42,903

66,880

整備時期

R1.6

R3.3

R3.3

R2.4

R3.3

R2.10

R2.11

R2.4

R3.4

R3.1

R2.4

市町村名

藤井寺市

豊能町

能勢町

阪南市

岬町

富田林市

河内長野市

大阪狭山市

太子町

河南町

千早赤阪村

人口(人)

63,159

18,377

9,205

51,211

14,697

107,716

100,039

58,118

12,935

14,944

4,842

整備時期

R2.4

R3.3

H31.3

R4.3

R4.3

H29.4

H29.4

H29.4

H31.4

H31.4

H31.4

 <多機能拠点整備型>  

市町村名

豊中市

門真市

人口(人)

399,029

117,585

整備時期

H28.8

H31.4

<多機能拠点整備型+面的整備型> 

市町村名

吹田市

島本町

泉大津市

人口(人)

381,238

31,603

73,128

整備時期

H28.6

H31.4

R5.4

※人口:令和5年4月1日現在

令和5年度の運用状況の検証・検討の実施及び公表状況(令和6年○月○日時点) 

市町村における地域生活支援拠点等の運用状況の検証・検討については、国の基本指針において、第6期障がい福祉計画(計画期間:令和3年度から令和5年度)では、「年一回以上運用状況を検証及び検討することを基本とする。」、第7期障がい福祉計画(計画期間:令和6年度から令和8年度)では、「年一回以上、支援の実績等を踏まえ運用状況を検証及び検討することを基本とする。」こととされています。

※後日更新予定

市町村名

大阪市

堺市

 岸和田市

 豊中市

 池田市

吹田市 

泉大津市

 高槻市

 貝塚市

守口市 

枚方市

実施状況

公表状況

市町村名

茨木市

八尾市

 泉佐野市

富田林市 

寝屋川市 

河内長野市

松原市

大東市 

和泉市 

箕面市

 柏原市

実施状況

 

 

 

 

 

 

公表状況

 

 

 

 

市町村名

 羽曳野市

 門真市

摂津市 

高石市 

藤井寺市

東大阪市

泉南市

 四條畷市

交野市

大阪狭山市

阪南市

実施状況

公表状況

市町村名

島本町

 豊能町

 能勢町

忠岡町 

熊取町 

 田尻町

 岬町

 太子町

河南町

千早赤坂村

実施状況

公表状況

 

大阪府の取組み

 大阪府では、拠点等の整備を進めるに当たって、広域的な見地から必要な支援を行うとともに、拠点等の整備、運営に関する意見交会等を開催し、市町村における事例の紹介を行っています。また、現状や課題等を把握し、共有するなど後方的かつ継続的な支援を行うことにより、拠点等がその役割を果たし、地域の実情に応じた創意工夫により、障がい者等の生活を地域全体で支えるサービス提供体制を構築し、障がい者支援施設等からの地域生活への移行及び地域生活の継続の推進が図られるよう、府内市町村に対してバックアップの取組みを行っています。

これまでの主な取組み状況

年度取組内容関連ウェブサイト等
平成28年度から・大阪府障がい者自立支援協議会 地域支援推進部会 基盤整備促進ワーキンググループにおいて、地域生活支援拠点等の整備促進の議論H28基盤整備促進ワーキンググループ
平成30年度・都道府県ブロック会議を平成31年2月開催。(厚生労働省・兵庫県・京都府と共催、他府県の整備事例の紹介、市町村間での意見交換)都道府県ブロック会議(外部サイト)
令和元年度・基盤整備促進ワーキンググループにおいて、「地域生活支援拠点等の整備促進に向けて(令和元年7月)」を発出(拠点に関する府の考え方を示した)地域生活支援拠点等の整備促進に向けて
令和2年度から

・未整備の市町村及び取組みの進んでいる市町村へヒアリングを実施
 
取組みの実態や課題をききとり、好事例があれば会議の場等で情報共有

令和3年度から・拠点業務を担当する各市町村担当者が一堂に会し意見交換会を開催市町村意見交換会の開催状況
令和4年度・本ウェブサイトにて各市町村の整備状況を公表、「運用状況の検証・検討の実施」について市町村アンケートを実施し結果を共有地域生活支援拠点等の市町村問合せ先
令和5年度

・「検証・検討の実施及びコーディネーターの配置」について、市町村アンケートを実施し結果を共有
・第1回及び第2回基盤整備促進ワーキンググループにおいて、機能の充実・強化及び運用状況の検証・検討について検討

意見交換会資料(大阪府)
R5基盤整備促進ワーキンググループ

 

市町村意見交換会の開催状況

大阪府では、令和3年度より市町村へのバックアップの取組みの一環として、市町村意見交換会を開催しています。 

開催日参加市町村数発表者 発表概要発表資料
令和5年 9月 4日31市町村豊中市

・多機能拠点型での整備について
 (多機能拠点型での整備の経過及び拠点としての位置づけ)
・拠点施設における具体的な取組み(実践例)
 (施設入所者の地域生活への移行における体験利用等の移行プロセス及び家族へのアプローチ等)

意見交換会資料(豊中市) [PDFファイル/2.76MB] 
和泉市

・面的整備型での整備及び自立支援協議会との連携について
(自立支援協議会地域生活支援拠点部会における検討、事前登録制、運用状況の検証・検討から
 見えた課題、第7期障がい福祉計画に向けて)

意見交換会資料(和泉市) [PDFファイル/1.26MB] 
大阪府

・大阪府の取組状況と今後の方向性
(市町村及び府の役割、府内拠点の取組状況、運用状況の検証・検討、今後の方向性等)

意見交換会資料(大阪府) [PDFファイル/1.71MB]
令和4年10月13日32市町村守口市

・必要な機能や施設を公募により整備した取組みについて
(市の未利用地の活用、民設民営による施設整備、医療的ケア児等短期入所の整備等)

情報交換会資料(守口市) [PDFファイル/965KB]
交野市

・必要な機能を他分野との連携により整備した取組みについて
(高齢者メfインの法人や医療法人との協定、宿泊利用及び人材派遣による緊急時の対応)

大阪市

・「体験の機会・場」機能の整備における地域移行・地域生活継続の取組み
(親元からの円滑な自立促進のための「一人暮らし体験支援事業」、
 計画的な外出支援を通じ地域生活の体験の機会を提供する「施設入所者地域生活移行促進事業」)

地域移行の取組み資料(大阪市) [PDFファイル/488KB]

令和4年 1月21日
(オンライン開催)

28市町村

高槻市

・5つの機能を整備するまでのプロセス及びその運用状況
(整備済5機能の概要、登録制の考え方、拠点等の検証・検討における評価方法)

意見交換会資料(高槻市) [PDFファイル/2.59MB]

 

関連リンク

地域生活支援拠点等に関する市町村問合せ先 [Excelファイル/25KB]

地域生活支援拠点等の全国の整備状況(外部サイト)

このページの作成所属
福祉部 障がい福祉室生活基盤推進課 整備グループ

ここまで本文です。


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