大阪府では、平成30年度より、台湾貿易センター(TAITRA)・国際企業人材育成センター(ITI)学生の大阪府内企業へのインターンシップ生受入れを実施しております。
国際企業人材育成センターは、将来の台湾ビジネス界の幹部候補生の育成機関であり、学生は約2年間のプログラムの中で、海外での企業実務研修を含め、外国語やビジネスについて学びます。インターンシップ生を受け入れた企業からは、「社内の活性化につながった」「台湾はじめ海外展開を考えるきっかけとなった」等のお声をいただいています。
中小企業をはじめとする大阪府内企業様でご興味のある方は、下記お問合せ先までぜひご連絡ください!
国際企業人材育成センター(ITI)は、台湾経済部の委託を受け、台湾貿易センター(日本のジェトロに相当)が開設している人材育成機関です。2年間の全寮制で、研修生は日本語コースや英語コースなどの言語コースに分かれ、日本語コースはこの間に一から日本語を学ぶほか、国際貿易やマーケティング、企業管理などの課程を履修します。語学力は英語でTOEIC800点(平均)、日本語では卒業時までにほぼ全員が日本語能力試験1級(N1)に相当する能力を有します。
日本での研修はそれまでの学習成果を日本企業で実践し、日本のビジネス習慣や社会習慣などを学ぶ機会として、2年間コースの最終段階に設定されています。また、ITI卒業生の台湾経済界からの注目度は高く、卒業生の有効求人倍率は約10倍にのぼるなど、台湾企業をはじめ海外企業においても、優秀なビジネス人材として活躍しています。
・実施時期:毎年1月下旬から2月下旬
・派遣元:台湾貿易センター・国際企業人材育成センター (日本窓口:台湾貿易センター 大阪事務所)
・協力:大阪府 商工労働部、関西経済連合会、大阪商工会議所
・対象:大阪府内に本社・事業所を有する中小企業等
・受入企業の費用負担:なし (住居費、交通費、飲食費、保険等は、原則学生の自己負担)
・目的:(学生)府内企業での研修を通じてのビジネス商習慣の習得、語学力の強化等
(企業)海外人材の活用による国際ビジネスの強化、海外展開の検討、社内活性化等
令和元年度は、6名のインターンシップ生が大阪にて研修を実施しました。
1月27日の全体研修では、関西エアポート株式会社、株式会社阪急阪神百貨店をそれぞれ訪問し、施設見学や意見交換を行いました。1月28日から2月20日にかけては6名がそれぞれ各受入れ先企業での個別研修を行い、国際企業人材育成センターで学んだことやそれぞれのスキルを活かしながら、企画、営業同行、翻訳等、様々な業務に携わりました。初日は緊張の色が見られた研修生もいましたが、研修最終日の大阪報告会では、受入れ先企業の担当者と笑顔で話をしたり、研修の終わりを惜しんでいる姿が印象的でした。
・実施期間:2020年1月27日(月曜日)から2月20日(木曜日)
・受入人数:6名(各社1名)
・受入企業:(個別研修)株式会社坂井印刷所、株式会社ピー・キューブ、株式会社ダイヘン、丸石製薬株式会社、ユアサM&B株式会社、株式会社をくだ屋技研
(全体研修)関西エアポート株式会社、株式会社阪急阪神百貨店
全体研修(関西エアポート株式会社) 全体研修(阪急阪神百貨店) 大阪報告会
1回目となる平成30年度は、5名のインターンシップ生を受け入れました。研修最終日には大阪報告会を実施し、約3週間でのインターンシップで学んだことや感じたこと等をそれぞれの学生が発表しました。個別企業インターンの後は、全体研修を実施し、山野酒造(交野市)や、田辺三菱製薬史料館(大阪市)等を訪問して、大阪の文化や企業家精神について学びました。
・実施期間:2019年1月28日(月曜日)から2月22日(金曜日)
うち、2月20日(水曜日)から2月22日(金曜日)は全体研修
・受入人数:5名(各社1名)
・受入企業:応用技術株式会社、株式会社ピー・キューブ、丸石製薬株式会社、淀川ヒューテック株式会社、株式会社をくだ屋技研
研修の様子(淀川ヒューテック株式会社) 全体研修(山野酒造)
大阪府 商工労働部 成長産業振興室 国際ビジネス・スタートアップ支援課 グローバルビジネスグループ
電話: 06-6210-9503 ファクシミリ: 06-6210-9296
E-mail: global@gbox.pref.osaka.lg.jp
ここまで本文です。