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感染症対策に関するもの

府民の声

今後、新型コロナウイルスの分類が5類に引き下げられることとなり、多くの場面ではコロナ前の日常生活に戻りつつあるが、病院や老人施設では、感染症対策として、いまだに様々な制限が設けられていることが多い。
感染リスクを考えると仕方がないことと思う半面、これほどの長期にわたり、閉鎖空間で過ごさなければならない環境は、決して良いことではない。
これまで家族は、病院等のサポートで賄いきれないことをカバーし、認知機能の低下を防いでいたが、現状では、家族は利用者と接することができないために利用者の生活環境は悪化している。
家族に直接会うことも、外出もできない状況は、利用者によっては、「ただ死を待つだけ」という人もいるだろう。
私の親は施設に入居しているが、未だに会うことがかなわない。
その施設では、訪問理美容の利用さえも認めていないため、髪は伸び放題で生活衛生にも問題があるだけではなく、閉鎖空間で過ごすばかりで外部からの刺激がなくなり、認知機能がどんどん低下しているようだ。このままでは家族のこともわからないまま亡くなっていくかもしれないと、とても心配だ。
病院や高齢者施設で働く人は、職場を離れれば、私たちと同じ「一般人」として、感染に気を付けながらも、「普通」の生活をしているのだから、本当に利用者のことを考えるのであれば、感染防止対策を万全にすれば、問題ないはずだ。
今後、自分が、今の利用者の立場となったとき、長期間隔離された生活を余儀なくされていることを考えると本当に恐ろしい。
利用者に寄り添い、人間らしい生活を過ごせるように、今こそ、その流れを作る必要があると思う。もし不都合が生じたのであれば、その時点で立ち止まり、新たに対応を考えていけばよい。
吉村知事には現状を知ってもらい、そのうえで、知事もしくは担当課より、「各施設、病院が利用者の立場から考え、人間らしい生活環境となるような対策をするように」と定期的に発信してほしい。

カテゴリー

健康・医療

受付日

2023年4月5日

公表日

2023年5月31日


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