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教育施策に関するもの

府民の声

大阪府は昨年の6月,高校入試における調査書の扱いについて説明されていました。その中で,「合格者を決める際,ボーダーゾーンから,自己申告書や調査書の『活動、行動の記録』の記載内容がその高校のアドミッションに極めて合致する者を優先的に合格とする。」と記載がありました。この記載については「学校の部活動に取り組む生徒」「学校の委員会に積極的に取り組む生徒」などを優先的に合格とするような意図を受け取られかねないような,不明瞭な表現をしているように思います。また,そこに入試における公正性があるのか問われる部分であると思います。 昨年10月のニュースでは,政府の部活に関する有識者会議で「生徒や保護者が高校入試で有利になることを過度に期待し,大会でのいい成績を求めて部活動の過熱化を招く一因となっている」との指摘があがっています。それを受けて評価の観点や配転などを公表しているのは埼玉県の公立高校程度に留まっています。関西の多くでは大阪も含めて,「ボーダーラインの判断材料にするが基準は非公表」と不透明です。 以上のことから,調査書における「活動、行動の記録」などについては,不明瞭な説明による受験生,その保護者の不安と過度な期待を与えただけではないでしょうか。現場職員として,この記載が本当に必要なものであるのかは甚だ疑問です。これにより,○○市職員は時間外労働を強いられ,授業時間の変更等を行ったうえで全職員での調査書の点検を行いました。現場の声,実際の高校入試における調査書記載内容の見直しをご検討いただければと思います。

カテゴリー

教育・学校・青少年

受付日

2023年3月2日

公表日

2023年4月28日


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