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図書館に関するもの

府民の声

先日大阪府立中央図書館の子ども資料室を利用していた際こんな出来事がありました。 書架で本を探していたとき、子どもが本を探していて「ここ破れてる」と親に言っているのを聞き、「図書館の人になおしてってたのんであげる」と声をかけました。 その時、その子の親が、「本を借りて帰り破損に気づいて直そうかと思った時、図書館の人が修理しておられる様子をみて、勝手にセロハンテープなど貼ってはいけないと気づいたのでそのまま返します。」とおっしゃいました。 「よく見てらっしゃる!」と感心しました。 府立中央図書館の子ども資料室では、スタッフがカウンターでの貸出等の仕事の合間をぬって破損した本の修理をしておられます。目立たない地道な作業ですが、1冊しかない本を何とか長く利用できる状態に保つために欠かせない作業でもあります。 子どもにとって公共図書館は初めて利用する公の施設であり、社会参加の場所です。図書館を利用する過程で、読書だけでなく、約束を守ること、物を大事に使うことなど、公共施設の使い方・社会性を自然と身につけていきます。 消費社会で育っている今の子どもは物を乱雑に扱う傾向があります。大阪市の学童で絵本のページをつかんで本を持ち運んだり、ページを開いたまま伏せるなどの扱いを見かけ驚いたのですが、聞いてみると学童の責任者がそうする様教えたとの事。良くも悪くも子どもは大人に教えられた事を忠実に守ります。 「本を大切にして!」と声に出して言うことも必要ですが、図書館員が本を大切にしている様子を日常の業務の中で、子どもに見てもらうあり方は何よりも説得力があります。 今後もこの様な子どもにもわかりやすい活動を続けていって欲しいと思います。

カテゴリー

教育・学校・青少年

受付日

2023年3月13日

公表日

2023年4月28日


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