府民の声 |
動物保護団体のものです。 先日来、2025年大阪･関西万博の会場に犬猫同伴可とする案が出ていることを報道で拝見しております。 しかしながら、万博というイベントは人間のために開催されるものであり、犬や猫が行って楽しい場所でないことは明らかです。 犬猫に、混雑や見知らぬ場所に対する心理的負担や、長距離移動による肉体的負担などを負わせるだけになることは目に見えており、犬猫連れを可として推し進めることは止めていただきたく、要望いたします。 特に猫は見知らぬ場所へ行くことを好む動物ではありません。 まさかとは思っておりますが、もしハーネス等つけて歩かせることを考えているのでしたら、絶対に止めていただきたいです。 ハーネスから抜けて逸走する恐れがあり、大阪府がお墨付きを与えるようなことは避けていただきたいツールです。 もし逃げた場合の捕獲も、困難を極める場合が多々生じると予想されます。 脱走となれば、飼い主はせっかく来場したイベントを楽しめなくなりますし、他の来場者も同様です。 会場へは自家用車乗り入れ不可となっていると報道にありましたが、それであればなお一層のこと、犬猫連れは現実的ではありません。 多くの飼い主が動物病院へ行く際などの犬猫の移動には車を利用しており、わざわざ公共交通機関に犬や猫を乗せたいとは感じません。 動物の保護に関心をお寄せいただいていることはうれしく思っておりますが、当会会員その他の方々等からも止めさせるべきであるとの意見が寄せられており、動物を大切に飼育している層からは特に支持が得られにくいと感じます。 会場でペットの健康診断を行うといった案があるという報道もありましたが、これもなぜわざわざ万博に行って行わなければならないのか疑問です。 ○○と連携し、飼い主が万博に行く際に、かかりつけの動物病院に犬や猫を預けて健康診断を行えば割安になるなどのサービスがあるほうが、まだ犬や猫への負担が少ないと思います。 犬や猫は飼い主を満足させるための道具ではありません。ましてイベントの客寄せのために、負担をかけてまで利用してほしくありません。 動物虐待万博とならないよう、犬猫連れは不可としていただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
