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支援学校に関するもの

府民の声

大阪府立○○視覚支援学校本科保健理療科は、中学校卒業(以下、中卒)の方が成人後に視覚障がいとなり、あん摩マッサージ指圧業で社会自立するための3年過程で、高等学校卒業(以下、高卒)の資格とあん摩マッサージ指圧師国家試験受験資格が与えられます。
1988年の法改正で、あん摩マッサージ指圧の資格取得のための学校への入学条件は、それまでの中卒以上から高卒以上になりましたが、中途視覚障がい者が高卒の要件を満たしていない人がなお存在し、かつ職域もかなり限られていることを考慮し、中卒の学歴で成人中途視覚障がい者が入学できる課程が本科保健理療科です。1990年度に大阪府立□□視覚支援学校は本科保健理療科が開科され、本校が大阪全域を通学区域として存続してきました。中卒という学歴で一般企業等での仕事に就くも、視力が低下し、新たな社会復帰をかけて家庭を支えながら3年間学習に苦労と努力を重ね、卒業と同時に資格を取り、マッサージで人々の健康を支え、生活自立につながった方もたくさんおられます。
そのような中、2021年9月、大阪府教育委員会は、この11月に出される2022年度の入学検査要項において、本科保健理療科の募集をしないことを打ち出してきました。
ここ10年ほどで、視覚支援学校の入学者が全国的にも減ってきており、本校でも本科保健理療科はここ数年卒業生が出ない状況にはあります。しかし、今回の入学検査で本科保健理療科受験の相談を受ける予定の方がおられます。中途視覚障がい者があん摩マッサージ指圧の道を目指すことが全くゼロになったとは考えられません。本科普通科を経て専攻科に入るとすれば資格を取るまで6年が必要で、特に家庭を持つ方にとっての経済的面を含めた長期の不安を考えると、3年間で資格取得できる本科保健理療科の存在意義は今もあると考えます。
以上のことから、下記について強く要望します。
大阪府立○○視覚支援学校本科保健理療科の、拙速な募集停止を撤回してください。

カテゴリー

教育・学校・青少年

受付日

2022年1月5日

公表日

2022年5月6日


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