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感染症対策に関するもの

府民の声

友人が、所属している社会奉仕団体で他のメンバーと談笑した結果、新型コロナウイルスに感染した。その団体の事務局員も、同時期に発症して重症化し、その他の4名のメンバーも、発症して大阪府の療養施設に入っている。その友人は、当該団体以外では家族も含めほとんど会話をしておらず、感染予防の意識の高い人であった。その友人も含め、社会奉仕団体のメンバーも、皆、ワクチン接種を受けていた。それなのに、感染が拡がってしまった。また、ワクチン接種が進んでいると言われる海外でも、政府が社会活動に対する制限を緩めた結果、ワクチン接種を終えた人から感染が再拡大している。ワクチン接種を受けても、感染しないわけではないし、無症状であっても感染は拡がってしまうと言うことである。デルタ株は、従来株に比べ潜伏期間が短く、発症すれば無症状の方は少ないので、逆に症状が出ることで隔離等の対策を取ることができるが、ワクチン接種の効果で感染しても無症状であれば、無自覚のまま感染対策をせずに行動し続け、スーパースプレッダーとなってしまう。
今、政府はワクチン接種を終えた人に対し、行動制限を緩めるワクチンパスポートのような施策を進めようとしているが、海外の失敗からわかるように、ワクチン接種を受ければ自由に行動してよいという、間違ったメッセージを伝えてしまいかねない。私は2人の大学生の子どもがいるが、周囲ではワクチン接種後は開放的になって、マスクを着用しない学生が多いと聞いている。大阪府は、ワクチン接種を受ければ感染対策をしなくてもよいという誤ったメッセージではなく、ワクチン接種後も感染対策や行動制限を訴えるメッセージを伝える必要がある。特に、マスクについては、不織布マスクの着用を徹底するように、府民に対して強く周知してほしい。

カテゴリー

健康・医療

受付日

2021年9月6日

公表日

2022年3月31日


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