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府の施設に関するもの

府民の声

7月16日からエル・おおさか(府立労働センター)で開催が予定されている「○○」が、6月25日に施設の指定管理者によって利用承認が取り消されるという異例の事態が起こりました。この間に寄せられた抗議のメールや電話、街宣活動を理由にしたものです。抗議活動などは予想されていたこととは言え、突然の施設利用取り消し措置に対しては、誰もが大変驚きました。エル・おおさかは、長年にわたって様々な労働問題・社会問題の集会や学習会などの取り組みに市民が利用し、幅広く交流の場として活用されてきた歴史があります。反対勢力による妨害や嫌がらせはこれまでも度々ありましたが、これに屈することなく運営されてきました。今回の措置は、決して看過できません。
「○○」の主催者は会場の利用取り消し撤回を求めて大阪地裁に訴え、7月9日、当然のことながら施設利用を認める決定が出されました。これは、公の施設の利用不許可を巡っての「明らかに差し迫った危険の発生が具体的に予見されることが必要」という最高裁判例に沿ったものです。これに対して吉村知事は、「施設内に保育施設があるから開催は危険」「指定管理者に対して府の考え、僕の考えを伝える。即時抗告すべきだ」と述べています。そもそも吉村知事は「展覧会を不快に思う方々が様々な活動をすることもまた自由」と発言していますが、行政のトップとしてすべきことは、ヘイト行為によって暴力的に開催を妨害しようとする人々の発言や行動を擁護して施設利用を禁止することではなく、危険を回避して市民の権利である社会活動を保障することではないでしょうか。
吉村知事に、今こそ行政のトップとしてのあるべき言動を求めます。

カテゴリー

府政運営・市町村

受付日

2021年7月13日

公表日

2022年3月29日


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