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教育施策に関するもの

府民の声

新型コロナウイルス感染症予防の観点から、各種行事が中止や延期になる中、なぜか水泳指導は実施するとの文書が保護者に配布されました。実施理由は、文科省から出されている感染症対策に関する学校教育活動のガイドラインに沿って感染症対策を講じながら実施できると判断したからだそうです。確かに文科省のガイドラインでは、2メートル以上の間隔をとり、一定濃度の塩素濃度を保てると判断された場合実施可能。とありますが、全国的な教育活動を基準とした指針に現在の大阪の状況が当てはまるとは決して思いません。小学校低学年の児童などは、日常、常にどれだけ言い聞かせても、マスクをしてソーシャルディスタンスを保つことなども困難です。そんな中、水泳指導では、マスクを外しての活動になります。また、先生方が感染症予防に注意してご指導していただいたとしても、子どもたちが、常に2メートルの間隔を保ち活動を行うことは困難なことは明らかです。また、インクルーシブ教育を推進している大阪の学校教育では、支援学級在籍のお子さんと一緒に水泳指導を受けます。それらのお子さんの対応は、当然、密になって担当の先生が指導に当たらないといけないでしょう。入水前・後のシャワーのときには、塩素濃度を保つことができないなど事例を挙げればきりがありません。このような不安要素がたくさんな中、実施することを前提に保護者に文書が配布されたことに不信感でいっぱいです。隣接市の門真市や岸和田市は、早急に判断し市として原則的に水泳指導を行わない。と決定されたようです。府内で感染症対策にかかわる教育活動が統一されていないことは、感染を抑えることに尽力されている方々の努力が無駄になるように思えてなりません。守口市では、まだまだ高齢者の方にワクチン接種が行き届いておりません。せめて、高齢者や基礎疾患のお持ちの方にワクチン接種が行き届くまで、府内小中学校(特に小学校低学年)の水泳指導の実施を今年度は中止していただくよう大阪府教育委員会から、各市町村へ通達をお願いします。
感染の症状が出にくい子どもたちから感染してしまい、命にかかわることになったら取返しがつきません。府民の命を守っていただく観点から、大阪府・大阪府教育委員会の英断を望みます。

カテゴリー

教育・学校・青少年

受付日

2021年5月14日

公表日

2022年2月18日


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