府民の声 公表(詳細)
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大阪府立大学工学部3回生の子どもは、長い休講期間を経て、現在はWeb授業を受けながら過ごしております。コロナ禍ではある程度は致し方ないと思いますが、大学の対応にいささか疑問がございます。 本来なら工学部は実習ありきのはずが、実習はおろか、専門教科のWeb授業ですら、時間的に非常に短縮されたものになっております。 大半の講義は、10分程度の録画の動画、もしくは資料を閲覧して、課題を提出する、といったルーティーンの授業が多いようです。 課題を提出しても採点も添削も無く、ちゃんと提出できて、先生のところに届いているのかすら不明な場合も多いようです。質問をメールで送信しても返信はなく、通信環境が悪いのかと友人に聞いても、みな、同様のようでした。 授業らしい授業もなく、課題を提出させ、添削もなく、質問に返信せず、というのはいかがなものかと存じます。こういった状況を知事はご存知ですか? 子どもは面白いと惹かれて選んだ専攻への興味を失いつつあります。課題に取り組む姿勢も薄れています。モチベーションはもうほとんど残っていません。 大学側も、たとえWebに限定したとしても、もっとできることがあるのではないでしょうか。Webではこれ以上が無理だというのであれば、先生も学生もPCR検査をして陰性であれば大学での講義をできないでしょうか。 せめて実習だけでも、週に2、3日だとしても、学友とともに学び、手足を動かす場を持てないでしょうか。 楽観的な子どもが先週、「大学、やめようかなと思っている」と初めて言いました。 せめて提出した課題に、教員の方の熱意や愛情が伝わる添削が加えられ、毎回素早く返却されていれば。 せめて質問にはすぐに返信してもらえていれば。 様々な「たられば」を考えつつ、本当に残念な気持ちです。 大学の先生方におかれましては、この事態が収束するのを座して待つことなく、教育者として、今まで以上の創意工夫で学問の面白さを学生に伝える努力をしていただきたいと思います。 |
カテゴリー |
教育・学校・青少年 |
受付日 |
2020年8月4日 |
公表日 |
2021年11月19日 |