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感染症対策に関するもの

府民の声

唾液によるPCRが適用となり、検体採取者のリスクと負担は低減しました。しかしながら、PCRを行う臨床検査技師の感染リスクと負担は増大しています。
唾液の検体処理は、鼻腔検体と違い、前処理が必要です。それにより、大量のエアロゾルが発生します。安全キャビネット内でおこなってはいますが、長時間フルPPEで神経を使いつつ曝露の危険にもさらされています。
検査時間も、鼻腔に比べて延長しますし、唾液中の阻害物質の影響で検出感度は鼻腔の80から90パーセントです。ただでさえ、感染者に対するPCRの感度が70パーセント程度なのに、ここまで感度を下げることに検査をする意義があるのかと疑問に思います。流行時には、感染者拾い上げに有効かもしれませんが、非流行時は、感度の良い鼻腔で実施すべきと考えます。
採取が楽ってところだけがクローズアップされて、1番肝心なところが伝わっていません。
採取負担が軽減された分、検査の末端にものすごい負担がかかっていることをよく考えていただきたい。
医療従事者への手当も、患者対応された方に限定されていますが、検査担当者は病原体そのものに触れるわけですから、その負担が報われるようご配慮いただきたい。

カテゴリー

健康・医療

受付日

2020年6月8日

公表日

2021年2月24日


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