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障がい者施策に関するもの

府民の声

私は大阪府内で、自閉症や発達障がい児などに言語訓練を行う事業をしている。
私の事業所に訓練を受けに来た子どもの親には、「6歳までに言葉を身に着け、集団生活をしないと、将来、子ども1人で生活できない」と伝えている。
他にも多くの放課後等デイなどもあるが、中には、本気で子どもに必要なことを身に付けようと思っているのかと疑問に思う事業所もある。
他の事業所で中途半端な対応だけをされた後に、私の事業所にくる子どももいるが、社会生活を身につける訓練もきちんとしない子どももいる。そのままでは、親が年をとり、子どもを預かってくれる人がいないという将来が待っている。言葉が話せない子どもは、その事実を告げられて泣いている親をじっと見ているだけだが、涙の原因は自分のこととわかっている。
たとえ、訓練に適した時期を過ぎた子どもであっても、まだ、できる訓練もあるのだから、できることをやるしかない。
実際に、ちゃんと言葉が身に着けば、その子どもは手をかけなくても、学者や医者になり、将来的には税金を払えるほどの優秀な人になる。
だから子どもの親には、「神の子、救世主と思って育てるように」と伝えているし、本当にそう思うので、私たちは、子ども達を大事に育てたいと心から思っている。
そのためには、専門家が親と関わることが必須で、子どもの周囲の環境を整えることから始める必要がある。
子どもに訓練、親に教育が必要。親の意識が変わると家庭環境も変わるので、親の教育までセットでする必要があるのだ。
大阪府が定める事業所の運営規定の中には、「お預かり」という言葉があるのだが、まるで保育園並みの対応をしろといわれているように感じている。預かりも大事だが、それは言語を訓練しようとする子どもにとって、何の解決にもならない。
規定がいろいろあり、規定のままでは集団訓練を身に着けられないので、デイサービスとデイケア、つまり訓練と預かる施設は分けるべきだ。
また、事業所内に静養室を設けるように求めているが、私は過去数年間、他府県で同様の事業をしていたが、その間一度もその部屋を使ったことがない。
静養室を使って何時間も訓練をするよりも、1時間単位でみっちり訓練をするほうが、効果がある。
発達支援事業は専門家の集まりであり、私の事業所では、科学的な根拠と数多くの成功例を持っており、他府県の言語聴覚に関する専門家に意見を求めたりもする。
私の事業所の職員は豊富な知識をもっているので、学者たちも、こんな高度な内容を理解できるのは、私の事業所だけと驚くほどのレベルである。
私は数多くの実績をもっているので、訓練のやり方を間違っている事業所がたくさんあると言いたい。
それなのに現場を知らない行政が定めた意味のない基準に縛られて、うまく機能しないことが規定の中には多くあり、実際に児童福祉法や労働基準法の兼ね合いがうまくいかず、問題が発生しているのだ。
その問題も、常勤換算を資格換算に変更すれば解決するなど、解決方法はわかっている。だから、規定に用いる基準は、こちらに聞いてほしいと思い、私は厚生労働省や都道府県に長年訴えている。
利用者全員が話せるようになるなど、同業者も驚くほどの成功例が多い私の訓練法が、なぜ認められないのか、私の訓練法を広めるには規定があり難しいという状況に、悔しい思いでいっぱいだ。
国に言っても、都道府県に言えと言われるし、制度批判になるので、テレビ局も取り上げてくれない。
大阪府の吉村知事には一目置いているので、現状を変えるために、条例の改正も含め、スピード感を持って大阪府から変えてほしい。

カテゴリー

福祉・子育て

受付日

2020年4月20日

公表日

2020年12月4日


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