府民の声と府の考え方 公表(詳細)
件名 |
ドクターヘリの離着陸時における低周波騒音について |
府民の声 |
飛行経路・飛行高度をヘリポート周辺で適正にプランニングすることで低周波騒音の低減を図ってもらう要求ですが、○○は無視しましたので、こちらに申し立てを行います。 ドクターヘリによる騒音被害への対策について □□の住民です。 ○○病院に行き来するドクターヘリは、病院を離陸後には南西方向に、あるいは着陸のためにその逆方向に飛行しています。当然不定期ではありますが、多い場合、1日あたり10回近く□□地区上空を飛行するときもあります。飛行高度は、目視では200メートル程度と極めて低空である場合も多々あります。ドクターヘリの飛行経路は常に同じであるため、救急車が時々一般道を走ることによる騒音とは事情が全く異なります。この状況は最近3年間に急増してきています。 近隣を飛行中の騒音により、特に家の窓を開けた状態では、必ずテレビの音声が一時、聞き取れなくなったり、会話の最中には支障をきたします。稀にではありますが、低周波音で棚に置いた軽いものが振動して落ちたこともあります。この騒音を繰り返し聞かされていることにより、精神的な苦痛を感じるとともに、心身に支障をきたしつつあります。 なお当該及び近隣の地区は、病院が移転してきた以前からある古い住宅地域であり、病院の設置の方が後であることを申し述べておきます。 ドクターヘリは救急救命に重要な役割を果たしていることは重々承知しており、○○がその一翼を担っていることもわかっています。しかし今すぐ命の危機にさらされているわけではない近隣住民は騒音ぐらい我慢するべきであろうという考え方を○○はもたれていると感じます さらに現在、同じ敷地に病院建屋を新設しつつある中、今後も長年にわたってこの状況を続けて、多くの近隣住民が迷惑を被り続けることを、○○は無視していくつもりでしょうか。 騒音被害への対策として、以下についてご検討され、具体的に実施していただきたいと思います。 1)早急に委託会社とフライトプランの変更を検討し、騒音低減に繋がる対策を考えていただき、合理的な説明をしていただく。つまり地上に騒音を与えない飛行プランを提示いただき、□□地区のみならず病院周辺のすべての古くからある住宅地への騒音を減らす方法ついての回答いただくことです。 2)もう一つは、2か月以内(2022年内)にそれを実施して、現在の騒音を改善させることです。 まずは、今後の対応予定について、ご連絡いただくことをお待ちしています。 |
府の考え方 |
現在、大阪府ドクターヘリは、関西広域連合から委託を受けた運航事業者が、基地病院である○○病院の協力の元、運営しております。 お問合せいただきました「飛行経路・飛行高度をヘリポート周辺で適正にプランニングすることで低周波騒音の低減を図ってもらう」とのご主旨を踏まえ、運航事業者及び○○病院に運用状況等を確認いたしましたところ、運航事業者から以下の回答をいただきました。 ドクターヘリ運用の特性上、目的地への最短ルートを可能な限り追求することが求められますが、地域の騒音への配慮として、離陸時・着陸時において、原則として、住宅街(□□を含む)上空を避けたルートを選択しているとのことでした。 また、離陸時にはヘリポート上空で垂直飛行により一定の高度を確保してから前進飛行へ移行し、着陸時には、高度を下げるための旋回飛行が必要となりますが、当該旋回飛行は○○敷地内で行います。したがって、○○病院への問い合わせの中の「1日あたり10回近く□□上空を飛行する」といった状況は確認できませんでした。 ドクターヘリは救急患者の救命率向上等を目的として運用しており、この重要性につきましてご理解をいただいているとのこと、誠にありがとうございます。 引き続き、救急医療体制の充実のため、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 (2023年01月25日連絡) |
所管課 |
健康医療部 保健医療室医療対策課 |
カテゴリー |
健康・医療 |
回答種別 |
回答したもの |
受付日 |
2022年12月28日 |
公表日 |
2023年2月3日 |