府民の声と府の考え方 公表(一覧)


府民の声と府の考え方 公表(詳細)


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キッチンカーの基準について

府民の声

大阪府民です。
コロナ禍で府政もお忙しく大変な事と思いますが私共もコロナで大変なのでキッチンカーを製作してキッチンカーでの販売も考えております。
それで軽トラックを使ったキッチンカーで果物を扱ったクレープ屋を考えておりました。
この度、大阪市や東大阪市の保健所に問い合わせたところ生の果物を扱う場合200リットルの給水が必要との事。
この基準は他の地方自治体よりもかなり多く単純に『生モノ』と言う事だけで魚を捌いたりするのと同じ基準を当てはめている思考停止したお役所的な発想かと思われます。
私共は家族も親戚も果物屋を営んでおり果物にそんなに水が必要のない事がわかります。
バナナを皮から剥いて切って入れる、あるいは苺などにしてもそうです。
もしそれだけの給水量があったとしても使いようが無いと思います。
ではこの基準がおかしいのは他の地方自治体の基準からしても少し調べてみましたが京都や兵庫あるいは東京などの関東圏の保健所の基準も果物を扱うキッチンカーのクレープ屋さんには給水量は80リットルとなっております。
出来ればその基準と同じにしていただけたらと思っております。
軽トラに200キログラムの重さの水と給排水400リットルのスペースの確保はほぼ無理です。
当方は家族親戚に果物屋が多いのでそれをいかした新たな試みを軽トラでやってみたいと思っておりそれをきっかけにキッチンカーの製作と言うビジネスに入っていきたいと思っております。
この6月の改正で基準が変わるかと思っておりましたが大阪は古いままでした。
この基準を変えていただきたくご連絡させていただきました。
できましたら吉村知事へもこのメッセージが届く事を望みます。
何卒よろしくお願いいたします。

府の考え方

 大阪府では、野菜や果物を使った非加熱のメニューは、寿司や生クリームを使った菓子等と同様に、徹底した衛生管理を行わなければ、食中毒発生のリスクが高い食品と考えております。
 加熱により殺菌ができない食品については、食中毒のリスクを回避するために十分な洗浄を行って表面についた菌を落とし、汚染を防ぐ必要があります。それは果物そのものだけに限らず、それを取扱う器具やシンク、また従事する方の手指についても同様で十分な洗浄消毒が必要です。特に調理する人の手指からの汚染は、よくある食中毒の原因の一つです。
 そのため、非加熱食品を取り扱う車内は、固定店舗と同様に衛生的な作業がしやすい十分な広さを有し、手洗設備とは別に十分な器具洗浄が行える洗浄槽や適切に食品を保管できる冷蔵設備等、必要な設備を置くためのスペースが確保可能で、かつ200リットル程度の水を乗せても積載オーバーとならない車両での営業であることが必要となります。
 これらの条件を満たすことができない場合は、40リットルまたは80リットルの給排水設備と限られたスペースに設置可能な洗浄設備や冷蔵設備等を整備のうえで、食品の衛生を保つことのできる加熱食品等、食中毒発生のリスクが低いメニューの提供に限ることで、より安全な食品の提供を行っていただくことが必要と考えております。
 ご意見で頂いた80リットルの給排水設備の自動車の場合であれば、缶詰など加熱済み食品のトッピングは可能です。
 大阪府の食の安全確保のための施策に御理解と御協力を頂きますよう、よろしくお願いします。

(2021年07月05日連絡)

所管課

健康医療部 生活衛生室食の安全推進課

カテゴリー

くらし・住まい・まちづくり

回答種別

回答したもの

受付日

2021年6月4日

公表日

2021年8月13日


ここまで本文です。