府民の声と府の考え方 公表(一覧)


府民の声と府の考え方 公表(詳細)


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件名

感染症対策及びワクチン接種について

府民の声

「新型コロナウイルス感染症対策を強化し、迅速なワクチン接種を求める要望書」

 貴職におかれましては、コロナ感染拡大のもとで府民・市民のくらしを守るため、日々努められていることに敬意を表します。
 大阪では、感染しても病院で治療を受けられず自宅待機を余儀なくされるなど、必要なときに医療を受けられない事態になる中、3月1日以降の第4波において1000人以上が亡くなり、昨年の死者と合わせると2300人を超え全国最多となっています。
 このような中、ワクチン接種を望む声が広がっていますが、接種の予約は開始直後に受付終了となるなど高齢者の多くが、予約できずにいます。緊急事態宣言の中、多くの高齢者は家に閉じこもり閉塞感のなか生活しており、早くワクチンを接種し、安心して暮らせるようになることを望んでいます。
 和歌山県では県が○○に要請し、開業医に体制を整えてもらいワクチン接種を促進しており、大阪でもそのような体制強化が求められています。
 新たな変異株が確認されるなか、「第5波」の感染拡大を抑え込むための具体策を即座に実行し、府民のいのちとくらしを守るため、次の項目を実現するよう求めます。

          記

1. 自治体がワクチン接種に迅速に取り組めるよう支援と協力を急ぐこと。
2. PCR検査数・検査体制を大幅に拡充すること。
3. 市中感染の広がりを防ぐため、無症状者も含めた大規模なPCR検査を実施すること。

府の考え方

1. 自治体がワクチン接種に迅速に取り組めるよう支援と協力を急ぐこと。
 府としては、これまで、○○を通じた□□への協力要請や△△と連携した看護師あっせんの仕組みなどにより、医療従事者の確保を進めてきたところです。また、副反応を疑う症状が発症し、より専門的な診療が必要となる場合に対応する医療機関の指定や24時間対応できるワクチン専門相談窓口を設置しています。さらに、大阪府が「大阪府コロナワクチン接種センター」を設置・運営することで、実施主体である市町村のワクチン接種を補完しています。
 こうした内容は、知事や医療関係団体の代表などが出席する連絡会議や実務担当者によるワーキンググループで協議、共有しており、今後も府が広域調整機能を発揮し、必要な支援を行ってまいります。
(健康医療部 ワクチン接種推進課)

2. PCR検査数・検査体制を大幅に拡充すること。
 これまで、昨年10月に策定した検査体制整備計画に基づき、診療・検査医療機関を1,500か所以上指定するなど、検査体制の整備を行ってきました。
 また、本年5月に検査体制整備計画を改訂する中で、検査能力を点検した結果、需要を上回る能力を有することを確認しており、これは過去最大時の2倍程度の陽性者にも対応できるものです。
 今後とも、感染拡大に対応し、必要な検査を確実に実施してまいります。
(健康医療部 保健医療室感染症対策企画課)

3. 市中感染の広がりを防ぐため、無症状者も含めた大規模なPCR検査を実施すること。
 無症状で、検査前確率や感染リスクが低い方に対して一律に検査を行うことについては、偽陽性や検査負荷増大のデメリットがあるうえに、感染拡大防止に対する効果も低いとされています。
 一方、検査前確率が高く、クラスター連鎖が生じやすいと考えられる集団、組織等に属する者に対しては、保健所長の判断により、無症状であっても幅広に検査を行うこととしており、高齢者施設等で陽性が判明した場合には、原則、当該施設の入所者及び従事者全員に対して検査を実施しています。
 併せて、高齢者施設等の従事者を対象とした定期検査を、入所施設に加えて、通所系事業所にも対象を拡大し、無症状病原体保有者の早期発見に取り組んでいるところです。
(健康医療部 保健医療室感染症対策企画課)

(2021年7月12日連絡)

所管課

健康医療部 保健医療室感染症対策企画課/健康医療部 ワクチン接種推進課

カテゴリー

健康・医療

回答種別

回答したもの

受付日

2021年6月8日

公表日

2021年7月30日


ここまで本文です。