平成29年度の電話相談の総件数は、58,187件(1日平均159.4件)と、平成28年度の件数を上回りました。深夜帯の比率はやや減少し、20時から21時台の件数の伸びが顕著ですが、23時台の伸びはわずかでした。相談される子どもの年齢は0歳が28.5%、1歳が24.3%となり、この比率もほぼ例年と同じ傾向でした。また、多かった相談は、発熱(39.3 %)、嘔吐(13.2%)に関するものでした。予防接種の相談は2,072件で横ばいでした。相談をする際に、日中受診した件数は13,106件(24.8%)で、この比率は23年度以前の30%前後より低下していることから、受診時に病気の経過や家庭内ケアの理解が進んだ可能性が考えられます。
平成29年度の最も相談件数が多かった月は7月(5,615件)で当事業開始後初めて冬以外の季節で最高でした。
時間帯別相談件数です。
22時台までの相談が約6割近くを占めますが、深夜帯の相談も約2割と引き続き相談が寄せられました。
例年と同様に、発熱に関する相談が、39.3%と一番多い傾向にありました。
注)相談1件につき、複数の症状を訴えられる場合があるため、「年間件数」「年間%」はそれぞれ年間受話相談件数の58,187件および100%を超えます。
以降の相談の目的、対応内容についても同様です。
割合%=年間件数/58,187件
市町村ごとの相談件数では、吹田市、豊中市、寝屋川市、箕面市、摂津市で利用率が高く、よく利用されていることがわかります。
受診のタイミングを知りたいという相談が一番多く、家庭で保護者がどう考えてどうすればいいかといった相談も比較的多く見受けられます。
「助言のみ」や「昼間にかかりつけ医で受診」、「何かあれば医療機関を受診」することを勧めるケース等、家庭でどう看るかを説明するケースが多く見受けられました。
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健康医療部 保健医療室医療対策課 救急・災害医療グループ
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