入札落札者との契約後に積算誤りが判明した事案について

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提供日

2024年4月18日

提供時間

14時0分

内容

 西大阪治水事務所が発注した塗装塗替工事において、積算に使用した係数の算定方法に誤りがあったことが、落札者との契約後に判明するという事案が発生しました。

 このような事態を招いたことを深くお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。

 

1.発注工事の概要

工事名称:一級河川 安治川(旧淀川) 安治川水門主水門外塗装塗替工事

工事場所:大阪市港区弁天六丁目地内 外

契約日:令和4年8月1日(月曜日)

工期:令和4年8月1日(月曜日)から令和5年6月30日(金曜日)まで

契約金額:220,983,400円(税込)

 

2.事案の経緯

・令和4年7月19日(火曜日)

 開札後の事後質問で入札参加者から積算に関する質問があった。なお、積算に使用した係数の算定方法に関する質問はなかった。

・令和4年7月20日(水曜日)

 西大阪治水事務所が質問のあった項目を確認し、適正である旨を回答した。

・令和4年8月1日(月曜日)

 落札決定者と契約を締結し、工事を開始した。

・令和5年6月30日(金曜日)

 工事が完了した。

・令和5年9月28日(木曜日)

 本件の工事と同じ係数を使用して積算した別案件(一級河川 木津川 三軒家水門塗装塗替工事)が、開札後の事後質問で積算誤りが判明し、入札が取り止めとなった。

・令和6年1月10日(水曜日)

 本件についても積算誤りのまま契約している可能性があるとの指摘が西大阪治水事務所に寄せられたため、改めて積算書を確認したところ、積算誤りがあり、入札予定価格が過少となっていたことが判明した。

・令和6年4月8日(月曜日)

 本件の工事にかかる全ての入札参加者に事情説明及び謝罪を行い、了承を得た。

 

3.対応

・本件については、正しい予定価格で入札していた場合、落札者は異なっていた可能性があるが、以下の理由により契約解除は行わない。

(1)本件工事は令和5年6月30日に完成し、かつ引渡、支払も完了しており、契約が終了しているため。

(2)契約締結者(受注者)には帰責性がないため。

 

4.発生の原因

・入札予定価格の積算に使用する係数を算出する際、積算基準書の見誤りにより算定方法を誤った。

・開札後の事後質問の回答にあたり、質問のあった項目のみ確認を行い、係数の算定方法を含むその他の項目について確認を行わなかった。

 

5.再発防止策

・積算システムに過去の積算誤り事例を登録し、過去の事例と同様の係数を入力した場合や同様の誤りをしている場合に警告メッセージを表示させる機能を追加し、積算誤り防止を図る。

・入札予定価格を積算する際に使用するチェックリストに、係数の算定方法が積算基準書と相違がないかを確認できる項目を追加する。

・開札後に事後質問があった際は、積算金額を構成する全ての項目を確認する。

・所属内職員に本事案を周知し、入札予定価格について適切に積算するよう改めて注意喚起を行う。

 

※令和6年4月1日以降に公告する全ての建設工事、測量・建設コンサルタント等業務について、開札の日に公表する予定価格と併せて、予定価格算出基礎額を公表することにより、より一層の入札の透明性及び公正性を確保しています。詳細については以下のリンク先をご覧ください。

関連ホームページ

予定価格算出基礎額の公表について

資料提供ID

50943

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