報道発表資料

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内容

　府立福井高等学校において、個人情報が記載された奨学金申込画面を印刷した用紙（以下「申込用紙」という。）を紛失するという事案が発生しました。このような事態を招きましたことをお詫びしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。

１　紛失した申込用紙に記載されていた個人情報
・生徒の氏名、生年月日、国籍、性別、住所、電話番号、学校名及び学年
・希望する奨学金の種類
・保護者の氏名及び生年月日

２　事案の経過
○令和５年５月17日（水曜日 ）
・生徒14名がLAN教室で奨学金の申込作業を行った。
・生徒Aが申込用紙を印刷し、教員Xに提出した。
・Xが申込用紙の内容を確認しないまま、１部をAに返却し、１部をAの氏名が記載された封筒に入れた。
・Xが封筒の数が14枚あることを確認し、進路指導室内の鍵付きロッカーに保管した。

○令和５年５月22日（月曜日）
・教員Yが申込用紙の確認のためAの氏名が記載された封筒を開封したところ、他の生徒の申込用紙が入っていた。
・Yが他の生徒の氏名が記載された封筒を確認したところ、全て本人の申込用紙であった。
・Yが進路指導主事に報告し、保管していた鍵付きロッカーを中心に捜索したが、発見できなかった。

〇令和５年５月23日（火曜日）〜５月26日（金曜日）
・複数の教員で校内の捜索を続けたが発見できなかった。

○令和５年５月26日（金曜日）
・進路指導主事が本事案を校長及び教頭に報告した。
・校長が本事案を教育庁に報告した。

○令和５年５月27日（土曜日）
・教員X及び学年主任が、生徒Aに経緯説明と謝罪を行った。
・校長、教頭、学年主任及び教員Xが、授業参観のために来校されたAの保護者に経緯説明と謝罪を行い、了承を得た。
・学年主任が奨学金の申請を行った他の生徒に電話で連絡し、Aの書類を持ち帰っていないことを確認した。
・全教職員で学校敷地内を捜索したが発見できなかった。

○令和５年６月２日（金曜日）
・全保護者あてに謝罪の文書を配付した。

３　紛失の原因
・封入時に申込用紙に記載された氏名の確認を怠ったため、他の生徒の申込用紙を封筒に入れ、本来封筒に入れるべきAの申込用紙が他の書類と混在した可能性が高い。

４　再発防止策
・当該校において教職員会議にて本事案を共有し、個人情報の取扱いについて注意喚起を行った。
・個人情報が記載された書類等を生徒から直接受け取った際は、生徒と教員の相互で書類等の氏名が本人のものであることを確認する。
・教育庁において全府立学校に本件を周知し、個人情報の取扱いについて改めて注意喚起を行う。

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