所在地 : 河内長野市鳩原
調査期間 : 平成21年11月から平成22年1月
主な遺構 : 土坑(どこう)・水田・耕作溝
主な遺物 : 瓦器(がき)・土師質土器・中国製磁器
遺跡概要は奥田井遺跡1を参照してください。現地調査は稲刈り終了後の水田で行われ、12月になると雪のちらつく日が続きました(写真上)。
発見された中世遺物には、中国福建省竜泉窯(ふっけんしょうりゅうせんがま)系の碗・鉢や、江西省景徳鎮窯(こうせいしょうけいとくちんかま)系の皿が含まれました(写真中)。また、縄文時代と思われる、二上山(にじょうさん)で採れるサヌカイトの剥片(はくへん)(石器を作る際に飛び散った石くず)を利用した剥片石器(はくへんせっき)もみつかり(写真下)、太古の昔から、この地に息づく人々の足跡をたどることができました。
雪に覆われた調査区
上段 竜泉窯系(りゅうせんようけい)青磁
中段 景徳鎮窯系(けいとくちんようけい)磁器
下段 瓦器(がき)・土師質土器
剥片石器(はくへんせっき)
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教育庁 文化財保護課 保存管理グループ
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