所在地 :八尾市龍華町(りゅうげちょう)2丁目地内
種類 :集落跡
時代 :古墳時代から近世まで
調査期間:平成23年6月1日から平成24年3月30日
主な遺構:古墳時代土坑(どこう)、奈良時代柱列・土坑(どこう)・溝、中世井戸・土坑(どこう)、近世坪境(つぼざかい)溝
主な遺物:須恵器大甕(おおがめ)ほか須恵器、土師器、瓦器椀(がきわん)
今回の調査は、竜華水みらいセンター(りゅうげみずみらいせんたー)場内整備工事に伴う発掘調査です。
古墳時代後期(6世紀前半)では、耕作に伴う水路・畦畔(けいはん)・土坑(どこう)などが見つかっています。西半分で見つかった土坑(どこう)では須恵器大甕(おおがめ)を埋納していました。この大甕(おおがめ)は当初から肩部以下を打ち割って、上半部のみを丁寧に埋めていたことから、地鎮に伴って埋納された可能性が考えられます。
奈良時代では調査区の東半分で溝・柱列、一方西半分では耕作に伴う小溝や土師噐皿・鍔釜(つばがま)を入れた土坑(どこう)も見つかっています。柱列については、調査区の更に北側に続くため、塀もしくは建物跡の可能性もありますが、今回は明確にすることが出来ませんでした。
古墳時代後期土坑須恵器大甕(おおがめ)出土状況
奈良時代遺構面
奈良時代土坑遺物出土状況
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教育庁 文化財保護課 調査事業グループ
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