文化財保護課 大阪府立弥生文化博物館 弥生プラザ展示「国府遺跡あれこれ」を開催
ご案内
国府(こう)遺跡は藤井寺市惣社に位置する、旧石器時代から中世まで、各時期において集落等が営まれた複合遺跡です。同地では古くから人骨が出土することで知られ、大正6年の学術調査から現在にかけて何度も発掘調査が行われてきました。
国府遺跡の調査では、後期旧石器の出土や縄文時代の習俗がわかる人骨や土器、弥生時代の集落など、さまざまな時代の発見がありました。特に「瀬戸内技法」を使って作られた後期旧石器は「国府型ナイフ形石器」と名付けられるほどの標式的な資料と扱われ、府内のみならず全国的にも有名な遺跡といえます。
今回の弥生プラザでは、後期旧石器や弥生土器を中心に、大阪府教育委員会所蔵の国府遺跡出土遺物に焦点を当て展示します。本展示をとおして、古代の人々が作り上げた器物の造形美をご堪能いただけたら幸いです。
また人物埴輪や盾持人(たてもちびと)埴輪の発見で話題になりました、羽曳野市・藤井寺市所在陵東(みささぎひがし)遺跡ついても、パネル等で展示いたします。あわせてお楽しみ下さい。
◆展示期間 令和2年12月2日(水)から令和3年5月30日(日)
◆展示会場 大阪府立弥生文化博物館2階 常設展示室前
〒594−0083 和泉市池上町4丁目8−27
(電話0725−46−2162)
◆主 催 大阪府教育委員会、大阪府立弥生文化博物館
◆開館時間 9時30分から17時(但し入館は16時30分まで)
◆休館日 月曜日(但し月曜日が祝休日の場合は翌日が休館日)
◆入館料 有料。金額については、大阪府立弥生文化博物館のホームページでご確認下さい。
なお中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名様は無料です。
◆アクセス JR阪和線「信太山」駅下車 西側へ約600メートル
南海本線 「松ノ浜」駅下車 東側へ約1,500メートル
◆主な展示品 国府遺跡出土の
後期旧石器12点
縄文土器片6点
弥生土器 壺2点、甕2点、高杯1点
巴形銅器1点
形象埴輪2点
土師器 鍋1点
土馬 1点
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参考リンク
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教育庁 文化財保護課 調査管理グループ