電気工事科

更新日:2015年12月4日

 訓練概要

    マンションや一戸建て住宅等の屋内配線工事を行う電気工事士の育成を目指しています。模擬家屋での配線工事
 実習や模擬屋根でのソーラーパネル設置実習などを通して、知識だけでなく多様化する業務に対応できる技術を基礎
 から身に付けるとともに、電気設備の設計施工に対応できる人材の養成を行っています。また、関連資格取得100%を
目指し、資格取得にも積極的に取り組んで います。

 訓練概要

   学科 電気理論、電気工事、電力工学、関係法規、配線図、自動制御概論等
   実技 電気工事実習(金属管工事・合成樹脂管工事・ケーブル工事)、制御配線実習、CAD実習、模擬家屋実習、
       太陽光発電システム設置実習等 

取得可能な資格

  • 第一種電気工事士(取得要件として実務経験が必要)
  • 第二種電気工事士
  • 甲種4類消防設備士(甲種受験には受験資格が必要)

 主な就職先

  • 電気工事業
  • 太陽光発電工事業
  • 消防設備工事業 等

 実習風景

ケーブル工事実習の写真〔ケーブル工事実習〕
主に一戸建て住宅等に使用されます。実際の住宅ではケーブルは壁の中や天井裏に隠れて見えませんが、当科ではボード上に配線しナイフの取扱いや器具への配線など施行に必要な技術の取得を目指しています。この写真は、スイッチによる電灯の点滅回路です。
第二種電気工事の写真〔第二種電気工事士受験対策〕
技能試験受験対策の実習を40時間程度行います。公表問題をしっかり練習し、合格率100%を目指しています。試験の作業時間は40分です。

金属管工事実習の写真

金属管の曲げ加工の写真

〔金属管工事実習〕
主に工場等の配管に使用されます。金属製の電線管を切断、曲げ加工した後、管内に電線を通して、配線作業を行います。

第一種電気工事の写真〔第一種電気工事士受験対策〕
技能試験受験対策の実習を40時間程度行います。様々な問題を想定して、練習を繰り返します。試験の作業時間は60分です。
合成樹脂管工事実習の写真〔合成樹脂管工事実習〕
主に木造家屋の屋側やマンション等に使用されます。硬質管と可とう管があり、硬質管は、ガストーチランプで加熱して、曲げ加工を行います。
有接点シーケンス実習の写真

〔有接点シーケンス実習〕
リレーやタイマーと呼ばれる制御機器を組み合わせて配線し、モーターや機器の制御を行います。この写真は、モータを順番に起動させるための回路です。

総合課題実習の写真

総合課題出来上がりの写真

〔総合課題〕
総合課題として全国技能五輪大会課題作成に取り組んでいます。電気配線工事の要素が凝縮されたレベルの高い課題です。

模擬家屋での配線実習の写真

模擬家屋での配線作業のための図面の写真

〔模擬家屋での配線作業〕
壁や天井を張っていない模擬家屋にて電灯やコンセントの配線作業をします。電気配線設計と、CADによる図面作成後、数人のチームに分かれて木造2階建ての模擬家屋で屋内配線の実践的な作業を行います。

模擬屋根の写真

〔太陽光発電システム設置実習〕
傾斜のある模擬屋根にて、太陽光パネルの設置実習を行います。

外線工事実習の写真2

外線工事実習の写真

〔外線工事実習〕
グラウンドには実習用の電柱があり、それに架空配線を施し高所作業及び電気の配電の流れを学びます。


このページの作成所属
商工労働部 東大阪高等職業技術専門校 訓練課

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