賃上げ一時金調査  令和元年  【年末一時金】(最終報)

更新日:2019年12月18日

令和元年 年末一時金 要求・妥結状況(最終報)

【集計組合数:411組合(加重平均)】
【調査時点:12月4日現在】

 □ 妥結額    732,317円 (前年:731,336円)

 □ 支給月数   2.46か月 (前年:2.37か月)

【調査結果の特徴点】

■全体平均の妥結額は2年連続の増加となり、5年連続で70万円台となった。
■企業規模別では、すべての規模で増加を示し、特に中堅では対前年比5.5%増となった。
■産業別では、製造業は減少となったが、非製造業は増加となった。
 

大阪府総合労働事務所は、今年の府内労働組合の年末一時金の妥結状況等をまとめました。

本調査の調査対象・集計方法

 本調査は、府内に所在する約1,700組合を調査対象として実施し、12月4日までに妥結額が把握できた543組合のうち、平均賃金が明らかな411組合(108,459人)について集計(加重平均・組合員一人あたり平均)しました。

【集計方法について】
 加重平均の算出方法は以下の方法で算出しています。
 加重平均=(各組合の妥結額×各組合の組合員数)の合計/各組合の組合員数の合計
 

要求・交渉経過 

 各産別の統一要求方針における要求月数は、概ね「2.5から3.0か月」の間に集中(夏・冬の一時金を年1回の労使交渉で決定する年間臨給方式をとる産別を除く)しました。
 今春闘期に一時金交渉を合わせて行った組合では、概ね2月中・下旬に要求を提出、3月末までの決着をめざして交渉が行われました。
 一方、その他の組合では、概ね10月下旬から11月上旬までに要求を提出、11月中の決着をめざして、交渉が行われました。
 

調査結果の概要

(1)妥結額・支給月数の推移

 全体平均では、妥結額732,317円(前年:731,336円)、支給月数2.46か月(前年:2.37か月)となり、妥結額、支給月数ともに前年を上回りました。

(2)企業規模別の妥結状況

 企業規模別の妥結額をみると、
「299人以下(中小)」が、604,771円(対前年比:26,364円増、4.6%増)
「300から999人(中堅)」が、692,444円(対前年比:36,072円増、5.5%増)
「1,000人以上(大手)」が、759,660円(対前年比:2,486円増、0.3%増)
となり、すべての規模で前年を上回りました。

(3)産業別妥結状況

 産業別(大分類)の妥結額平均は、製造業が783,473円(前年:810,186円)、非製造業が649,646円(前年:586,979円)と、製造業が非製造業より高くなっています。
 なお、全体平均(732,317円)と比べて妥結額が高かった業種は、「情報通信業(1,271,835円)」、「機械器具(893,107円)」、「その他の製造(852,842円)」等となりました。一方、低かった業種は、「印刷・同関連(460,589円)」、「医療、福祉、教育、学習支援業(483,385円)」、「卸売・小売業(567,017円)」等となりました。
  

発表資料のダウンロード

 [PDFファイル/392KB]  [Wordファイル/184KB] 

■ 本調査の詳細分析(同一の組合による対前年比較)は12月25日当事務所ホームページに掲載します。併せてご参照ください。


 

このページの作成所属
商工労働部 雇用推進室労働環境課 地域労政グループ

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