カフェ通じて地域交流 持続可能な商店街へ〈モデル創出事業〉

2022.09.30　吹田市旭通商店街協同組合　吹田市

　ＪＲ吹田駅の南側にある吹田市旭通商店街には、商店街をより楽しくする応援団「まちプランナー」が立案・企画し、同商店街協同組合が運営する、シェアキッチン＆カフェ＆レンタルスペースの「ｔｏｃｏｔｏｃｏ．．．（トコトコ）」があります。
　１階には、授乳室やオムツ台完備で子ども連れでも訪れやすいカフェのほか、シェアキッチンを設けており、また２階のキッズスペースや３階レンタルスペースでベビーマッサージなどのイベントを開催したり、保育士団体による一時預かり保育（商店街でのお買い物ご利用で一時預かり費用を割引）をしたりと、さまざまな場面で利用されており、同商店街を含め地域の交流拠点となっています。

　そんな「ｔｏｃｏｔｏｃｏ．．．」にて、８月２３日（火曜日）から２５日（木曜日）までの３日間、令和３年に大阪成蹊短期大学調理・製菓学科で行われた「成蹊ロールケーキコンテスト」上位３位に入った３種のロールケーキを数量限定で販売しました。
　ＳＮＳやＨＰでのアナウンスが功を奏し、「ｔｏｃｏｔｏｃｏ．．．」カフェと商店街のコミュニティカフェ「さくらカフェ」で用意された計１０２本のロールケーキは完売し、大変好評でした。それを踏まえ、令和４年１１月に行われる同コンテストの上位入賞作品も、来年３月上旬に販売されることになりました。

　また、９月３日（土曜日）には「ｔｏｃｏｔｏｃｏ．．．」にて、大和大学社会学部の学生がまぜそばを販売。規格外で廃棄予定だった食品を使用したラーメン作りを通じて、フードロス削減や地域活性化などＳＤＧｓ達成のために取り組んでいます。今後も月１回ラーメンなどを販売するほか、カフェ部分でもコーヒーなどの提供ができないか、大学と調整を図っているそうです。

　今後について、吹田市旭通商店街協同組合の副理事長　池内かおりさんは「令和５年度に１００周年を迎える旭通商店街。こういった取組みを通じ、『持続可能な商店街』にしていきたい」と意気込んでいます。

吹田市旭通商店街のＨＰはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

成蹊ロール販売のお知らせ

大和大学のまぜそば販売の告知ポスター

「ｔｏｃｏｔｏｃｏ．．．」カフェのレンタルスペースで開催されたイベントの様子

一時預かり保育の風景