コロナ禍のピンチをチャンスに! 錦市場のお買い物代行サービス

更新日:2022年2月7日

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令和3年12月10日 京都錦市場商店街振興組合 他府県
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400年の歴史を有し「京の台所」として地域に親しまれる京都錦市場商店街振興組合。
同商店街では、9月22日より、「錦市場お買い物代行デリバリーサービス」を開始しました。
この取組みは、「顧客の高齢化やコロナ禍の影響で、錦まで買い物に来られないお客様が増えているため、錦市場各店の商品をまとめて宅配できないだろうか。」という組合員さんからの声がきっかけで始まりました。
デリバリーサービスの導入に向けた検討を重ねる中、商店街と取引のある出版社から、デリバリーサービスを行う株式会社HELP Solutionsの紹介があり、双方で協議のうえ、GoTo商店街事業を活用して2月にデリバリーサービスの実証実験を行いました。
その結果、来街者アンケートで、「是非今後も続けてほしい」という声が多数寄せられたことや、時代の変化にあわせた事業展開が必要であるとの考えから、事業を継続させることになりました。

同商店街の清水事務局長は、「顧客の高齢化に対応するため、コロナ前から宅配の導入は検討されていましたが、インバウンド客への対応などもあり、組合としての意見がまとまりませんでした。コロナ禍で商店街を取り巻く環境が激変し、とにかく出来ることをやるしかない、とすぐに意見がまとまりました。」と語ります。

現在取り組んでいるデリバリーサービスは、同商店街から半径3kmエリアを中心とした近隣のお客様へ錦市場の各店舗のデリバリー用に出品された商品をまとめてお届けするもので、商店街の食料品店25店舗が参加しています。
デリバリーサービスの基幹となる、商品の受発注及び配送は、株式会社HELP Solutionsと提携し、利用者は電話又はHELP!アプリから注文を行うことで、店頭価格と同額の商品代に、デリバリー料金500円+商品代金の5%の手数料を負担することで利用でき、高齢者やコロナ禍で外出を控えたい方々に利用されています。
同商店街では、株式会社HELP Solutionsと店舗間の決済業務を代行するとともに、京都新聞に2万部の折込広告を行うなど、デリバリーサービスの認知度向上に向けた広報活動を行っています。

同商店街の宮崎氏は、「徐々にリピーターも増えてきていますが、まだまだデリバリーサービスを知らない人が多いように感じます。今後は、広報をさらに強化するとともに、オフィスへのお弁当の配達や、商店街での買い物は楽しんでいただき、お買い上げいただいた商品を自宅にデリバリーするシステムなど、新たな企画を提案し、試行錯誤を重ねてなんとか事業を軌道に乗せていきたいです」と語ります。

京都錦市場商店街振興組合のHPはこちら
錦市場お買い物代行デリバリーサービスのHPはこちら

デリバリ―サービスのスタートをお知らせするチラシ
デリバリ―サービスのスタートをお知らせするチラシ

京都をイメージした朱・黄・緑の三色カラーのアーケード
京都をイメージした朱・黄・緑の三色カラーのアーケード

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このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

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