持続可能な商店街デリバリーシステムの構築に向けて!<モデル創出事業>

更新日:2022年2月8日

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2021.11.03 岡町商店街振興組合 豊中市
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この取組みは商店街の飲食店を応援しようと、昨年12月にテイクアウト・デリバリーイベントを実施したことがきっかけです。商店街周辺には坂が多く、高齢者にとって買い物をして商品を持って帰ることが大変という声が以前から寄せられていたこともあり、デリバリーサービスが地域住民に大好評で、事業を継続する要望が多数ありました。

この取組みを牽引するのが、同商店街にて衣服店「べバスファクトリー」を運営する藤野さん。藤野さんは、「商店主の多くが高齢者であることから、システムの企画開発に当たっては、商店主との意見交換を通じて、システムの操作端末(スマートフォン)やキャッシュレス決済への対応状況を把握した上で、商店街役員との協議のもとに仕様を決定しました。飲食店だけでなく物販店も参加可能できることが特徴で、ご高齢者の店主やお客様でも利用しやすいよう、システム操作も極力簡素化しました。」と語ります。

システム開発にあたっては、商店街側が運用管理出来る状態を保つため、商店街の状況を把握し、役員との協議のもとに仕様を構築し、商店街の事情に詳しいプログラマーにシステム制作を依頼するという形をとっています。

また、店舗の負担を軽減するため、店舗ごとにデリバリーの実施時間を設定出来る機能を持たせるとともに、キャッシュレス決済未対応の店舗については現金決済とし、商店街事務局において、システム上の処理を完結出来るなど、商店街にあわせた独自の工夫を講じています。

こうした中、近畿大学から、商店街でのテイクアウトデリバリーの取組みについて、実証実験として共同研究の申し出もありました。

藤野さんは、「大学の支援をいただきながら、地域に根付く事業として発展、その先に、同じ悩みを抱える全国の他の商店街のヒントになるよう、しっかり取組んでいきたい。商品の配送については、社会福祉協議会のご協力を引き続きいただき、商店街の活性化と地域の雇用を結びつける事業として、地域を巻き込む展開をとっていきたい。」と意気込んでいます。

現在、近畿大学や社会福祉協議会等と協議を重ねており、取組みの本格実施に向けて準備を進めています。

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デリバリ―システムWebサイト
デリバリ―システムWebサイト

デリバリーの準備をする様子
デリバリーの準備をする様子

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このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

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