平成27年度第1回組合事業向上支援事業評価審議会議事概要

更新日:平成27年7月31日

平成27年度大阪府中小企業組合事業向上支援事業評価審議会の概要

 

1.評価審議会の開催

日 時:平成27年7月10日(金曜日)午後2時から午後3時10分
場 所:マイドームおおさか4階セミナー室・会議室2
出席委員:太田会長、後藤委員、森口委員(五十音順) 

2.議事概要

議題 平成26年度事業における評価について(組合ビジョン・中期計画、組合・異業種企業グループ事業計画作成支援分) 

○事務局から評価について説明した

・平成26年度に支援を行った279件の内、組合ビジョン等の支援件数は87件、その中から20件(約2割)を無作為抽出して評価を実施。

・評価合計点は、平均16.2点(満点32点)

・利用者満足度調査は、支援を終えた全事業者87件に府からアンケートを送付し、実施。(回収率85.1% 74組合)

・合計点は、平均43.0点(満点50点) 

○審議会委員からの主な意見要旨

(1)「課題把握」及び「サービス提案」

・組合のビジョンや計画等の作成支援では、課題を事前に十分把握することが大切である。課題把握がしっかりできていないと、その後の支援がうまくできない。しかしながら、課題を把握するのに十分なヒアリングができていないもの、ヒアリングは一定なされていても課題整理が適確にできていないものが見られ改善が必要。

・「課題把握」において、組合の現状と課題が述べられている程度で、より具体的な課題提示となっていないものがある。
 メーカーの組合の案件であるが、海外から安価な製品が大量に国内に流れてきて、国内メーカーは、中・高級品の市場で戦わざるを得ない市場なのに、最初に診断するにあたって、ヒアリングで組合員がどの価格帯で市場競争していくのかに切り込んでいないビジョンがあった。
 構築しようとするシステムの推進のために何をするのか切り込まず、結果ありきになっているものもあった。
 コアになる部分を検証してから、サービス提案すべきであるが、ポジショニングがあやふやでサービス提案が軸足の定まらないものとなっているものもあった。支援機関にこうした実例も示して指導し、サービス向上を図られたい。

・課題を把握し、サービスの提案をすることは、医者で言うところの診察に当たると思う。患者が症状を言い、数々の検査をして、病名や原因を突き止めることに似ている。サービス提案や実施の評価が低いものは、ヒアリングで具体的な課題が出ているのに「見立て」(診察)のポイントがずれている。

・高評価の組合については、課題把握が具体的でしっかりしており、サービス提案も具体的に行われている。反対に課題把握が具体的でない、又は、組合の申込内容から踏み込めていない案件では、サービスの提案や最後のビジョン等の作成も具体性に乏しいものとなっている。この課題把握が、他の項目の評価に繋がってくるポイントになっている。

・報告書では、強み・弱みをしっかりと分けて分析しているものは理解しやすくまとめられており、こうしたものを参考にすべき。

・課題把握について、内容は徐々によくなってきてはいるが、さらに努力してほしい。 

(2)「支援実施」及び「議事録作成支援」
 
 (支援実施)

・全体的に、定期的なフォローが行われ計画策定に向けた行動はできている印象を受けた。

・検討会で具体的に何が話し合われたか、議事録の添付はあるが、それぞれの打ち合わせのポイントを支援報告書にも記載した方が全体的な流れがわかりやすい。

・検討会の開催のみ記載されているものが見受けられるが、議事録の添付があるといえども、支援報告書においても、何が話し合われたか等の概要がわかるようにするべき。

・簡潔に記載することを優先されているが、「報告書」なので、5W1H「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように」の要件が整っていた方がわかりやすい。項目にとどまっている組合が多かったので、様式に、5W1Hで記載する旨の注釈を入れるなど、何を記載すべきか明示することを考えられたい。

・報告書は、カルテみたいなものであるので、第三者が読んでも理解できるようにすべき。

 (議事録作成支援)

・会議参加者が具体的に記載されていない議事録があったが、参加者は議事録に記録すべきである。

・どういう発言があって、次の結論に持ち越したのか等、議事の過程がわかりにくいものが多く見られた。議事録において、どういった内容の議論がなされ、合意形成がなされ、次回持ち越しになったのかをわかるものにすべきである。

・今回はじめての内容であり、慣れていないのかもしれないが、日時・時間・参加者・発言のポイント等最低限書いていただくことが大事である。

・専門家が入った事業については、議事録には専門家の所見や指導内容、関わった内容など、記載のあるところは少なかった。専門家として関わった中身について議事録に記載すべきである。 

(3)「支援結果把握」及び「組合ビジョン等作成支援」

 (支援結果把握)

・課題解決と支援内容の関連性が、わかりにくい記載が見られた。支援の内容がどのように課題解決に繋がっていくかという観点で、結果報告書をまとめる必要がある。また、今後の課題についても、抽象的な記載でなく、具体的な項目で整理して記載をしておく必要がある。

・評価の基準に、「支援による組合の経営改善状況などが明記されている。」となっているが、事業計画の策定の場合、結果を求めるには時間を必要とするので、この評価着眼点では評価は難しいと感じた。次回以降、検討が必要。

・結果報告書には、組合員に対するビジョン・事業計画の発表会開催の有無、参加数などの記載をしていただくべきである。発表会を行わない組合については組合員への周知方法を記載。 

(組合ビジョン等作成支援)

・アンケート結果やデータをベースにまとめている計画の方が説得力のある内容になっている。

・ビジョン等の作成については、作成までの支援に終わることなく、その後の取組み状況フォローまで支援内容としていった方が良い。

・組合員の合意形成を図るためには、5W1H+H(How much)でのアクションプランが明確に打ち出せていないと、次の事業計画に落とし込めていけないのではないかと思う。

・組合として管理可能で影響力が大きいもの、管理可能で影響力が小さなもの、管理不能で影響力が大きなもの、管理不能で影響力が小さなものに課題・施策を整理分類して優先順位をつけて、1年目は、難易度が低くて、効果が上がるものについて実施して、成功体験をしてもらって、2年目以降、難易度を上げていってもらうような組み立てをしていけば、もっと効果的な計画になったのではないかと思う。

・計画においては、異なった考えの方が多くいるような場合は、コンセプトを短く打ち出すということが効果的。課題と施策のポイントが読みにくいものがあったので、読む立場から見せ方も工夫をする必要がある。

・フォローの体制をどうしていくのかが課題。ビジョン等の作成は単年度で終わりなので、作成したビジョン等の成果をどう追跡するかが大切。 

(4)その他

(支援機関別の評価案、満足度調査結果に関して)

・支援機関によって、事務局の評価案の平均点に差が出ている。

・案件が多かったためにバラつきが出たのではないか。これから実績を積み重ねていけば、これほどの差はでてこないのではないかと思う。

・業種が多様で安定的な点数は出にくいということもあるのではないか。

・課題把握については、診断士会の方が良くできていたと感じる。課題把握が基本なので、しっかりしていただく必要があると感じる。

・利用者満足調査において、最高点が50点ということだが、事務局として意見聴取や組合の声として何か聞いているか。

  (事務局)ビジョン等の作成において、組合アンケートをしているが、これまで組合員全体の意見を聞く機会がなく、 アンケートによって
        組合の意見が聞けたことがよかったという意見や、組合活動(事業)についてこれまで、今後どうしていくかということを検討
        したことがなくて良い機会になったという意見を聞いており、これが高評価になったのではないかと思う。また、中央会などは、
        補助金等でのお付き合いで感謝しているとの声もあり、普段からの付き合いから信頼関係が醸成されていて、評価に繋がって
        いるという感じもしている。

・様々な支援機関が事業をしていただいて、切磋琢磨していただくことがこの事業の目的の一つとなっていると思うが、いつも中央会の件数が多いという結果になっているが、事務局としてこれについてどう考えるか。

  (事務局)各組合には、ダイレクトメールを送っている。今年度は、例年と比べ、年度当初から診断士会への申込が出てきている。
        中央会が組合訪問等を積極的に行い、この努力が実績の差に出ていると考えている。
        切磋琢磨という観点から、支援についての本日委員からいただいた意見の支援機関へのフォードバックとあわせ、
        引き続き他の支援機関の申込が出るようダイレクトメール等でPRしていきたい。 

(5)審議結果

委員審議の結果、評価について承認。

事務局評価案の一部について、委員から評価の修正の意見があったが、委員の議論の結果、意見について支援機関にフィードバックすることを前提に、事務局案どおりとなった。

   (事務局)委員の皆様からの組合指導機能向上につながる貴重な意見をいただいたので、支援機関にフィードバックしていきたい。 

3.今後のスケジュール等説明後、閉会。

 

このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室経営支援課 団体グループ

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