国が実施した「全国学力・学習状況調査」の結果は、大阪府にとっては2年連続で
極めて厳しいものとなりました。
小学校6年生、中学校3年生とも、調査対象となったすべての教科において平均正
答率が全国平均を下回っており、特に、文章で答える問題の正答率が低いことや、解
答を書かない児童生徒の割合が高いといった課題が明らかになりました。
また、同時に実施された生活調査においても、全国と比べて、起床・就寝時刻や朝
食の摂取をはじめとする基本的生活習慣や家庭での日々の学習習慣が身についていな
い子どもたちが多いことが明らかとなりました。
これらの状況を受け止め、大阪府は、府内の市町村と連携して大阪の教育力向上に
向けた取り組みを進めるため、学力向上のための方策をとりまとめた「緊急対策」を
10月に発表しました。
この緊急対策を実施するために、大阪府は市町村や学校を支援する大阪教育ゆめ基
金(基金規模30億円)を創設し、これを財源とした子どもたちの学力向上に向けた
取り組みを進めてまいります。
子どもたちの学力向上のためには、学校や個々の教職員一人ひとりの頑張りはもと
より、家庭・地域の協力・支援が不可欠です。
府民のみなさまも、家庭で、地域で、大阪の教育力の向上に向けた取り組みにご理
解、ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
大阪府教育委員会委員長 生野 照子
大阪府知事 橋下 徹
このページの作成所属
教育庁 市町村教育室小中学校課 教務グループ
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