平成21年5月議会 一般質問

更新日:平成21年8月5日

公明 樋口議員 平成21年度5月議会

 一般質問

 府立大学は、これまでに産学連携について、様々な実績を残してまいりました。例えば、シャープ株式会社とは、過熱水蒸気を使った世界初のオーブンレンジ「ヘルシオ」の商品化につなげるなど、最先端分野で連携しております。加えて、本年3月30日には共同研究施設の設置などについての包括的連携に関する協定を締結したことが新聞等でも大きく取り上げられました。この協定により、シャープが堺市に建設を目指している21世紀型コンビナート内で製造現場のニーズを踏まえた研究ができるとのことであります。このほか、リチウム電池でトヨタと連携するなど、日本においてトップクラスの研究レベルと成果を出しており、今や、多くの学生が憧れる大学となっていることは疑う余地のないところです。

折しも、知事は、先に行われた府立大学の入学式において、難関を突破し、この日を迎えられた多くの新入生に向け、祝辞を述べられました。その中で、「府立大学を大阪の顔となる大学とする。」といった、府立大学への熱い思いを述べられていました。

この熱い思いは、知事自身が府立大学をもっと応援し、「今以上にすばらしい大学へと変えて見せる」との意気込みと受け取れ、我々も大きく期待しているところです。

その一方で、「皆さんは、大阪府民の税金でもってこれから勉強するということをしっかりと、これを認識してもらわなくては困る。」と述べられるなど、期待と夢いっぱいの新入生に対しては、少し酷なような発言もされていましたが、こうした発言も新入生への叱咤激励と府立大学の今後への期待の現われであると認識しております。

このように、新入生に対しては苦言も呈され難しい課題も求めておられますが、では、あなたは知事として府立大学を変えるために、これから何をしていこうとお考えなのでしょうか。また、今後の方向性については、これまで様々な発言をされていますが、一定の方向ありきではなく幅広く検討していくべきであると考えますが、いかがでしょうか。


知事答弁 

 府立大学についは、これまでの取組みについて、素晴らしい取り組みがあることは、これはもう、私も十分認識しております。議員ご指摘のとおり、シャープやトヨタの連携、本当に日本でトップクラスの研究レベルと成果を出していることも事実でありますが、そもそもその大学というものは、公がやるのかそれとも「私」がやるのかというところについてのそもそも論からですね、しっかりと議論しなければいけないかと思っております。大学自体は府立大学がやっていることは、もう素晴らしいことは間違いないんですが、それを全面的に税で支えていくのか、「私」がなぜできないのか、要は大学全入時代と言ってもですね、それはたまたま志望者がほぼ合格できるというだけでありまして、その同時代の18歳人口から大学新入を占める割合とか、またその大学進学希望者と国公立大学の定員枠に占める割合とかを考えるとですね、僕は大学というものは、基本的には、まぁ国が全面的に財源を出して全部無料化するとかいう方針を出すならともかく、そうでないうちにおいては、やっぱり自分のキャリアアップにつながるようなことは自分のお金でやるのが本来的に筋なんじゃないのかなぁと思っているところがありまして、ですから、まずは、きちんと部局とですね、なぜ府立がやらなければいけないのか、なぜ府が税金を投入をしなければならないのか、この大学自体の取組みは素晴らしい、そこは否定はしませんけれども、なぜそれを府が主体となり、府が税金を使い、多くはその大学に行っていない同世代の面々もたくさんいる、もうすぐ18歳19歳で働きに行っているメンバーもたくさんいる中で、そういう人の税金を使って、なぜ、その学生を育てていかなければいけないのかという本質的な疑問をちょっと解いてもらうためにも、部局でしっかりと議論したいなぁという風に思っています。まず、そこからなぜ府がなぜ税を投入しなければならないのかというところをきちんと確定した上で、僕はあの府立大学は、府が主体であろうが、「私」が主体であろうが、とにかく大阪の顔になる大学であることは間違いないと僕は思っていますので、その経営主体と言いますか、経営方法、経営手法について、そこについてはしっかりと議論していきたいと、ただ大学自体が大阪の顔になるということは間違いないと思っておりますので、それは前提とした上で、あとは税の使い方について部局で議論していきたいと思っています。

 

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府民文化部 府民文化総務課 大学グループ

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