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更新日:2011年3月18日

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第2回 大阪府 識字・日本語学習市町村担当者連絡会議 概要

第2回 大阪府 識字・日本語学習市町村担当者連絡会議を開催しました。

第1部

日時

平成23年2月28日(月曜日)

  • (1)大阪府 識字・日本語学習市町村担当者連絡会議
  • (2)ブロック会議
  • (3)専門部会

場所

プリムローズ大阪 2階 「羽衣」

出席者

49人

概要

  1. 開会あいさつ
  2. 平成22年度の取組み報告
    • (1)府教委より
      • 教材作成は、『外国人学習者が大阪で生活を始めるために、まず、必要になる会話を習得するための教材』というコンセプトで作成。識字・日本語研究会のHPに4月から掲載予定。
        ご活用いただくとともに、各教室への情報提供も併せてお願いしたい。
      • ブロック別交流会は、これまでも交流会を開催されていたブロックに加え、今年度は、南河内ブロックと泉南ブロックでも交流会が開催された。
      • 交流会の開催にあたっては、市町村の広報に記事を掲載したり、中学校夜間学級にもチラシを届けていただくなど、広く周知していただいたところもあった。
      • 以前から指摘されている潜在的識字学習者の掘り起こし、あるいは、情報を届けるためには、身近な居住地域における取組みの実施とその広報が最も有効である。各ブロックともに、来年度以降も、ぜひ、交流会の継続をお願いしたい。
      • 府内全体の「よみかきこうりゅうかい」は、今年度は大阪府教育センターで11月14日(日曜日)に開催され、識字・日本語教室や夜間中学校等、50団体、約520人の参加であった。
      • 日本語学習指導者養成研修は北河内ブロックで実施し、78名の方々が受講された。
      • 第1回の研修で講演いただいた大阪大学の西口先生は、多文化共生の町づくりの実現に向け、現在、府内の各教室で外国人学習者の日本語習得支援にあたっておられる方々を“フロンティア市民”と呼ばれ、学習支援活動の意義を熱く述べられた。
      • また、富田林国際交流協会の前川事務局長は、富田林での取組みの苦労話や楽しいエピソードを交えながら、支援者の方々へ激励のメッセージを送った。
      • 第2回から第5回担当の大阪教育大学の中山先生と井ノ口先生は、5-6人のグループ単位によるワークを取り入れながら、日本語文法について講義された。
      • 第6回は、大阪教育大学の森先生から、人権教育の観点からの人的支援のあるかたを中心として、これからの日本語学習支援者に望むことについて講演いただき、研修を終了した。
      • 大阪府教育委員会では、今年度から、識字・日本語学習における大阪教育大学との連携を進めており、3月12日(土曜日)には、大阪教育大学天王寺キャンパスにおいて、「おおさか・よみかきカフェinてんのうじ」を開催する。各市町村の学習支援者はもとより、行政担当者の皆さまにもふるってご参加いただきたい。
      • 府内の識字・日本語学習者の方々を支えるセーフティネットの構築を目的とし、平成23年度も「日本語学習活動活性化支援事業」を進めていく。次年度も引き続き、ご支援・ご協力いただきたい。
    • (2)識字・日本語研究会より
      • 研究会として大事にしていることは、各教室とのネットワーク。学習者、支援者とお話していきたい。
        また、市町村の連携がどこまで深まるか。今年度は担当者会議に参加させていただき、沢山の方々と出会えた。
      • 府の事業、文化庁、文科省の事業を行っている。この中で教材を作成しているが、ゼロビギナー向けの教材としている。これは、日本に来て、全く会話ができない人は、教室でも対応できないとの声があり、これを受けてのもの。
      • 4月以降ホームページに掲載するが、富士火災クラブが協力いただき、印刷できることになった。
        各教室に数部配ることができると思う。
      • 文化庁の事業で、2月5日大阪市のブロック交流会を行った。識字学級の指導者交流会で、今後の識字のあり方を議論した。今年の夏、府内の全体集会を考えているが、これに向けて行った。
      • 部落開放研究所が、全国の識字学級の調査を行った。これを受けて、これからどうするのかを、全体集会で話をしたい。次年度もご協力をお願いしたい。
    • (3)新たな教室の立ち上げ事例報告
      1. 門真市「おしゃべりサロン」
        市民と外国人の交流の場としてスタート。
        毎月テーマを決めて、外国人の方に発表いただき、様々なイベントを実施。
      2. 和泉市「日本語サロン」
        識字教室は無料だが、あくまでも国際交流協会のメンバーとして事業を行うので、2,000円の会費を取り、有償事業として行う予定。
      3. 松原市「一津屋団地集会所教室」
        中国から帰国された方々が、府営住宅におられる。このため、支援者から一津屋で、日本語学級“もめん”の活動をしたい旨の申し出があった。市を通じて自治会長に当たったら、是非ということになった。今は、開設に向けて調整中。
      4. 大阪市大正区「おとなの寺子屋」
        大正区役所の中の情報コーナーでやっている。学習者1人に対して、ボランティア1-2名。
        初めは、高齢者の方から「孫のメールを見られない」という相談があり、携帯の使い方を教えたのが始まりで、日本語学習をねらいとしてスタートしたものではなかった。
        おとなの居場所づくりの場として考えている。
    • (4)ブロック別会議
      1年間の振り返りと今後の取組みについて

第2部

ネットワーク拡大部会

日時

平成23年2月28日(月曜日)

場所

プリムローズ大阪 4階 「松寿」

出席者

20人

概要
各ブロックの状況(今年度の成果、新たな教室の立ち上げ等について)

<豊能ブロック>

  • 2月13日(日曜日)交流会開催。参加62名。 ※夜間中学との行事がバッティングし参加減。
  • 学習者からの発表中心。ゲーム、教室の様子の発表等も実施。
  • 交流会内容に広がり(豊中+箕面⇒豊中+箕面+箕面国流+池田)
  • 教室(学びの場:豊中市)から夜間開催の要望があり、今後検討
  • H22.9 ボランティア養成講座(国流とよなか主催)。今後、毎年開催の予定。

<三島ブロック>

  • 過去の交流会について、一部の担当者に負担が集中していた。
    今後は各市町に分担し運営開催できるよう検討。
  • 教室へのアンケート結果を踏まえ、今後の交流会を検討(少し方向性は見えてきた)。

<北河内ブロック>

  • 2月13日(日曜日)交流会開催。参加230名。 ※各市持ち回りで実施⇒来年度は門真市で実施
  • 各教室からの発表、ゲーム、河内音頭など
  • 文化庁事業を活用し、指導者ステップアップ講座を実施(大東市)。
    四條畷市や大阪市からも参加。

<中河内ブロック>

  • 9月8日(水曜日)市民のつどい《識字関係》開催(東大阪市)。
    ブロックでの合同交流会はできず、来年度検討。
  • 3月13日(日曜日)八尾市よみかき交流会。

<南河内ブロック>
1月23日(日曜日)交流会開催。参加40名。
来年度も第2回開催予定。

<堺・泉北ブロック>

  • 2月27日(日曜日)交流会開催。参加129名。
  • 分科会(支援者1、学習者3)。ものづくりのひろば、おしゃべりのひろば、料理のひろば、講師交流会。
  • 指導者養成講座(入門編)実施。

<泉南ブロック>
2月19日(土曜日)交流会開催。参加28名。支援者中心。
支援者養成研修の要望の声が多くあった。

<大阪市>

  • 2月5日(土曜日)交流会開催。参加40名。識字支援者中心。
  • 3月19日(土曜日)日本語支援者交流会を開催予定。
  • 教室拡大:梅田2クラス、阿倍野2クラス、大正1クラスの計5クラス
  • 平成23年度予算:今年度並み

<大教大との連携>

  • 3月12日(土曜日)「おおさか・よみかきカフェinてんのうじ」(学習支援者交流会)。
  • 来年度8月頃に、支援者リーダー養成研修を開催予定(大教大天王寺キャンパス)。
    GWまでに広報できるよう調整中。
情報交換(府教委より)
  • 文化庁予算申請:四條畷市
  • 日本語教室の予算を新規確保:摂津市
  • 府地域教育振興課HPに、識字・日本語学習に関する情報を種々掲載。
    教材のダウンロードも可能。

研修部会

日時

平成23年2月28日(月曜日)

場所

プリムローズ大阪 4階 「寿」

出席者

14人

概要
各ブロックの状況(今年度の成果等)

<府教委>
23年度も22年度と変わらない取組みをしたい。文化庁事業も継続して申請した。
採択されるかどうかは未定だが、採択されれば、今年度は北河内ブロックで指導者養成研修を実施したので、来年度については府南部の地域で実施できればと考えている。

<三島ブロック>
島本町では外国人の方はおられず、70歳以上の方4名だけとなっている。
今後どのようにするかを検討する必要がある。

<北河内ブロック>
指導者養成研修について、各市が広報紙などを通じて周知した。指導者については、新規の開拓にはつながらなかったかもしれない。
北河内ブロックは、京阪本線とJR(片町)線沿いに各市が広がっているため、研修の実施にあたっては、それぞれの沿線で開催できるよう工夫をした。

<中河内ブロック>
中河内ブロックでのブロック別交流会は、今年度実施できなかったが、3月13日(日曜日)に八尾よみかき交流会を実施する予定。

<南河内ブロック>
ブロック別交流会を、1月23日(日曜日)に開催した。
初めての開催で、開催までに6回ほど会議を行ったが、参加者も集まり、無事開催できてよかったと思っている。

<堺・泉北ブロック>
今年度で12回目となるブロック別交流会を、2月27日(日曜日)堺市で開催した。
来年度は、和泉市が担当して開催する予定。

<泉南ブロック>
ブロック別交流会を、2月19日(土曜日)に開催した。今回は、教室の参加数が少なかったのが残念だった。
情報交換の時間が少なかったのではないかと思っている。

情報収集・発信部会

日時

平成23年2月28日(月曜日)

場所

プリムローズ大阪 3階 「福」

出席者

19人

概要
各ブロックの状況

<府教委>

  • 今年度は3つの部会を同時に立ち上げたが、情報収集・発信部会は今回が2回目であり、きちんと機能させていくことができなかったことを、府としても反省している。
  • 本来は、この部会が中心になって、教室が実際にほしい情報(人材、場所、教材等に関する情報や悩みの相談等)を提供できるようなシステムづくりをめざしている。
  • そこで、次年度に向けて、どんな情報が必要か、また、そのためには部会をしてどんな動きをしていけば良いか、といった点についてご意見を伺いたい。

<堺・泉北ブロック>
教材については、学習者が持ってくる物を使っているのが現状である。
教材があっても、どこまでどう使うかが課題。

<識字・日本語研究会>

  • 現在教材を作成中であるが、次年度以降はその教材をもとに実際の活用の仕方・使い方などの研修をしていきたい。
  • 教室の持つ悩みについては、HP上で出し合い、HPでつながれるようにしていきたいとも考えている。
  • 4月以降、そんな情報をぜひ研究会に提供してほしい。

<豊能ブロック>
先日の豊能地区のブロック交流会の記録は、豊中市さんがまとめてくれた。意見発表者を決めるのに苦労した。
各地域の情報を参考に、学習者にとって参加したいと思う交流会を検討していきたい。

<北河内ブロック>
北河内地区内での情報発信はできている。府内全域への発信というところまでは考えていなかったが、研究会に情報提供することは可能である。

<南河内ブロック>

  • 河内長野では外国人が比較的多く、週3回の日本語教室を開催しているが、日曜日には識字も対象としている。しかし、現在、識字の学習者はいない。
  • 今年度はブロックでの会議を重ね、初めてブロック交流会を実施した。担当者が集まる回数が増えると、自然と情報交換が進む。ブロックで集約し、研究会に提供することは可能である。

<識字・日本語研究会>
同和地区指定のなかった河内長野市で識字教室の立ち上げをめざしている市の姿勢を、非常に高く評価している。

<泉南ブロック>

  • 教室の案内は住民部にチラシを置いたりしているが、どうしたらもっと必要な人に情報が届き、学習者を集めることができるのかについての情報がほしい。
  • 市町村で集約しきれないことも多いので、教室単位で書き込めるようなシステムがあればありがたい。

<中河内ブロック>
フォーマットがあれば、情報が集まりやすいのではないか。

<識字・日本語研究会>
いただいたご意見をもとに、情報の集約の仕方を検討したい。
とにかく情報を研究会にくれるように、再度お願いしたい。

<府教委>
情報を取りに行くことも積極的にやっていただきたい。
こんな情報がありますよ、というだけでも伝えてほしい。

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