更新日：2024年5月24日
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大阪府議会だよりNo.202
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令和4年（2022年）4月15日 金曜日
2月定例会は、代表質問、一般質問にはじまり、各常任委員会での審査を経て、本会議で採決を行い、過去最大規模となる当初予算案（総額約6兆6,884億9,996万円）（特別会計を含む）を可決しました。
また、議員定数を88人から79人へ削減する条例案や大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画の認定を国へ申請する議案を可決し、これらを含む議案121件を可決しました。また、意見書7件及び決議1件を可決しました。
議案審議などの模様は、［インターネット中継（外部サイトへリンク）］から
3月1日（代表質問）
大阪維新の会大阪府議会議員団
杉江 友介
［すぎえ ゆうすけ］
（吹田市）
前田 洋輔
[まえだ ようすけ]
（八尾市）
重症化リスクの高い高齢者施設へ府独自の支援を
高齢者施設においては、クラスターが多く発生するなど深刻な状況。高齢者は重症化リスクが高いにもかかわらず施設内療養を余儀なくされるなどの状況が続いており、わが会派では、こうした施設への支援を強化するよう知事へ緊急要望を行った。国制度に加えて府も更なる支援策を行うとのことだが、具体的な支援策は。スピード感を持って取り組むべき。
高齢者施設については、医療のひっ迫状況等を鑑みると、感染者全員に直ちに入院いただくことは困難であり、引き続き施設に負担をお願いせざるを得ず、一層の支援策が必要。施設において十分な療養環境を確保し適切に対応してもらうため、施設内療養者一人につき最大15万円を府独自で支援し、国制度と併せて最大一人45万円の支援を考えている。こうした取組みはスピード感が重要であり、可能な限り早く支援を届けたい。
他の主な質問項目
- IR実現の府民等への効果
- デジタル改革の検討と進め方
- ネット上の誹謗中傷等対策
- 大阪北視覚の老朽化対策
- 障がい者や子どもの万博参加
- 万博を契機とした産業振興
- ヤングケアラーに対する支援
- 府立高校の民営化
3月2日（代表質問）
自由民主党・無所属 大阪府議会議員団
徳永 愼市[とくなが しんいち]（大阪市東成区）
今後の感染拡大の波に向け、保健所の体制強化を
第六波では、1日の新規陽性者数が1万人を超え、これまで以上の感染拡大となり、大阪府内の保健所においては、陽性者の療養決定が遅れるなど、保健所業務がひっ迫した。
今後の第七波、八波に向けて、保健所のさらなる人員体制の強化と業務の重点化が必要と考えるが、いかがか。
他部局も含めた応援職員やさらなる派遣職員を配置。1月中旬からは重症化リスクの高い施設を除く一般事業者で陽性者が発生した場合、事業者自らが濃厚接触者の特定や検査を行うこととするとともに、2月中旬からはファーストタッチの対象者をリスクの高い陽性者に限定するなど、順次、重点化を行った。今後の感染拡大にあたっては変異株等の動向も注視し、ハイリスク者のフォローを確実に行うことを基本に、保健所業務のさらなる重点化等を検討。
他の主な質問項目
- 政府関係機関の大阪への移転
- 大阪IRについて
- 大阪・関西万博の認知度向上
- 児童虐待・いじめへの対応
- ヤングケアラー支援
- 大規模地震対策
- 商店街店舗魅力向上支援事業
- 交番等の整備
3月3日（代表質問）
公明党大阪府議会議員団
肥後 洋一朗［ひご よういちろう］（寝屋川市）
ヤングケアラーの支援体制の構築と条例制定を
ヤングケアラーが、必要なときに必要な支援が受けられる支援体制を構築していくことが喫緊の課題。早期発見・把握、支援策の推進、社会的認知度の向上が重要なポイント。市町村、関係機関、NPO法人等と連携して支援に取り組むべきと考えるが、今後どのように取り組むのか。また、早期に支援に関する計画等の策定を盛り込んだ条例を制定すべき。
令和4年度は、社会的認知度の向上のための取組みとして、地域住民を対象としたフォーラムの開催や市町村職員、福祉専門職等を対象とした研修の実施をはじめ、発見から相談、支援へのつなぎが円滑に進むよう、市町村での相談窓口の設置等、体制整備をバックアップし、ヤングケアラーの支援に向け、着実に取組みを進めていく。条例の制定については、国の動向、他自治体での制定状況や目的等を注視し、関係部局において必要性等を研究する。
他の主な質問項目
- 潜在看護師等の活用強化
- 万博の機会活用
- 分譲マンションの管理・再生
- 水防災情報システムの再整備
- 消費者教育の取組み
- 難聴の早期発見・療育
- 支援学校と高校の併設
- 大阪広域デ―タ連携基盤
議案の議決結果
- 知事提出議案（議決不要の報告16件を除く） 可決 118件
- 大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業に関する条例制定の件
（国際競争力の高い魅力ある滞在型観光の実現に寄与するために基本理念等を定めるもの）
- 大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業に関する条例制定の件
- 可決した議員提出議案 3件
- 大阪府議会議員の定数並びに選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例一部改正の件
- 大阪府政務活動費の交付に関する条例一部改正の件
(任期最終月における政務活動費の交付を定額交付から就任日数に基づき日割りにより計算した額による交付に改めるもの） - 大阪府インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例制定の件
- 可決した意見書 7件
- インターネット上の人権侵害を解消するための社会環境整備を求める意見書
- 在日米軍における新型コロナウイルス感染症対策の強化を求める意見書
- 社会福祉施設における感染症対策の充実に関する意見書
- 精神保健医療福祉の改善を求める意見書
- 緊急事態に対応できる国づくりに向けた建設的な議論を求める意見書
- 地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書
- 介護職員の処遇改善に関する手続きの簡素化と対象職種の拡大を求める意見書
- 可決した決議 1件
- ロシアによるウクライナへの侵略を強く非難する決議
議案の議決結果（議案の議決結果（PDF：973KB） 議案の議決結果（ワード：524KB））、請願の議決結果（請願の議決結果（PDF：315KB） 請願の議決結果（ワード：30KB））、意見書・決議の議決結果（意見書・決議の議決結果（PDF：134KB） 意見書・決議の議決結果（ワード：24KB））、議会開会中の日程、会派及び議員の情報、会議録（外部サイトへリンク）、政務活動費の収支報告書（外部サイトへリンク）はこちらから
令和4年2月定例会一般質問の主な項目 3月4日・7日・8日の3日間、一般質問を行いました。
維新 中川 誠太[なかがわ せいた]（大阪市西淀川区）
防潮鉄扉の遠隔操作化について、車両の衝突事故等の課題解決に向けた取組状況は。
衝突回避方法の検討に着手。今後、交通量の多い大阪市内で他府県事例の適応等検討。
自民 奥谷 正実[おくたに まさみ]（吹田市）
身体障がい者補助犬の同伴が支障なく行われるよう、理解促進にしっかりと取組みを。
認知度向上が重要。引き続き法律の趣旨や補助犬への理解促進に取り組んでいく。
維新 牛尾 治朗[うしお じろう]（貝塚市）
法人に関する超過課税の府内経済や法人移転の影響について、検証が必要ではないか。
超過税収の活用による施策効果と合わせて検証する必要。手法について研究したい。
公明 藤村 昌隆[ふじむら まさたか]（大阪市平野区）
新たな表彰制度を設け、幼稚園から高校まで幅広くSDGsの取組みを顕彰すべき。
表彰や発表の機会の設定、優れた事例の紹介等、学校の取組みを後押ししていく。
維新 角谷 庄一[かくたに しょういち]（大阪市生野区）
生野支援学校と大阪わかば高校の併設にあたり、地域の教育力を高める環境整備を。
基本計画の中で、地域の拠点としてさらにどのような機能を付加するべきか検討。
民主 山田 けんた[やまだ けんた]（枚方市）
政治判断でIR事業を打ち切った時、事業者が回収できていない投資額を補償するのか。
当事者間で協議し、その協議が成立しない場合は司法的に判断されるものと認識。
維新 みよし かおる[みよし かおる]（交野市）
今後、府営交野梅ケ枝団地等の再編・整備を通じたまちづくりに、どう取り組むのか。
今後、建替えを実施。生活利便施設の導入等、地域の価値・魅力の向上に努める。
自民 原田 亮[はらだ りょう]（箕面市及び豊能郡）
交番数の1割削減について、警察署ごとの交番等に勤務する警察官の数を維持すべき。
交番等の勤務員数は維持。人数を減らすことなく、事件等への対処能力向上を図る。
維新 上田 健二[うえだ けんじ]（寝屋川市）
協力金（営業時間短縮協力金）の審査に店舗内外を含めた現地調査が有効。支給の判断に活かすべき。
立会調査の効果も含め検討し、協力金を迅速に届けられるよう適正な支給に取り組む。
公明 川岡 栄一[かわおか えいいち]（大阪市大正区及び西成区）
SDGsの理念の平和について、万博（2025年大阪・関西万博）開催地である大阪から更なる発信の強化が重要では。
市町村との連携強化や国内外ネットワークの活用を図り、一層の情報発信に取り組む。
維新 いらはら 勉[いらはら つとむ]（堺市北区）
急速に進む人口減少社会を見据え、急増する空き家への対策が必要。府の取組みは。
「空家総合戦略・大阪」の後継として取組方針を策定し、対策を積極的に進める。
自民 しかた 松男[しかた まつお]（大阪市城東区）
ワクチン等の開発が進んでいる中、国産ワクチンや治療薬の実用化への考えは。
早期実用化が重要。今後とも研究機関等との連携等に努め、感染症対策に取り組む。
維新 松浪 武久[まつなみ たけひさ]（泉佐野市及び泉南郡熊取町）
ウクライナからの避難民を人道的観点から積極的に受け入れるべき。府の取組みは。
生活、住居、教育、仕事の4本柱を軸に受入支援政策を総合的に実行していく。
公明 三宅 史明[みやけ ふみあき]（大阪市東淀川区）
交番等の最適化にあたり、交番機能を備えた車両であるアクティブ交番の導入検討を。
治安対策に有効な選択肢の一つと考えており、導入の可否について検討していく。
維新 広野 瑞穂[ひろの みずほ]（東大阪市）
SNSにおけるいじめや誹謗中傷は深刻な問題。適正な利用に向けた今後の方向性は。
指導の手引き等を作成し、市町村教育委員会や学校に示すなど、連携して取り組む。
維新 富田 武彦[とみた たけひこ]（大阪市東住吉区）
子どもを守るため、DBS(公的機関による無犯罪証明書)導入の早い実現へ発信を。
子どもを守る仕組みが速やかに整備されるよう、国に対し積極的に提言していく。
維新 松本 利明[まつもと としあき]（茨木市）
今年5月に本体が完成し、引き続き試験湛水を行う予定の安威川ダムの効果は。
治水面と利水・環境面に効果。フラッシュ放流（下流河川の自然環境を改善するため、一時的にダムの放流量を増やすこと）で、より自然に近い環境の創出が期待。
維新 土井 達也[どい たつや]（泉南市、阪南市並びに泉南郡田尻町及び岬町）
世界と戦える南泉州地域を創るべき。魅力的な空間形成に向けた今後の取組みは。
沿岸市町等と連携し、民間が参画しやすい仕組みの検討などを進めていく。
令和3年9月定例会（後半）代表質問の主な項目 12月17日に代表質問を行いました。
維新 角谷 庄一[かくたに しょういち］（大阪市生野区）
無症状者への無料検査で陽性となった人をどのように医療機関の受診につなげるのか。
陽性者情報の府との共有について手続き上の課題や仕組み等を早急に検討。
自民 須田 旭[すだ あきら]（富田林市、大阪狭山市及び南河内郡）
ワクチン未接種者が不利益を被らないよう、負担感のない検査環境を整備すべき。
検査場の確保に向け働きかけつつ、令和4年度以降は国の動向も踏まえ判断。
公明 加治木 一彦[かじき かずひこ]（大阪市淀川区）
無症状者への無料検査事業所を、地域間の偏在なく確保するための取組みは。
地域偏在等を踏まえ団体を通じて実施の協力を求めるとともに、個別に働きかける。
令和3年9月定例会（後半）一般質問の主な項目 12月2日・3日・6日・7日の4日間、一般質問を行いました。
維新 牛尾 治朗[うしお じろう]（貝塚市）
子どもの貧困対策として教育バウチャー制度の導入が有効。市町村への財政的支援は。
新子育て支援交付金により、塾代助成等市町村が実情に応じて実施する取組みを支援。
自民（現 自保） 西村 日加留[にしむら ひかる]（堺市堺区）
府の課長級以上職員のブルーリボン（拉致被害者の救出を求める国民運動のシンボル）着用100％をめざしてもらいたい。取組みを伺う。
12月の本会議での100％着用から府庁全職員、府民への世論喚起につながるよう努める。
維新 山本 真吾[やまもと しんご]（松原市）
大阪で全国ねぎサミットを開催し、日本のネギのルーツ難波葱を全国に発信するべき。
府内市町村で開催される場合、難波葱の認知度向上に向け積極的にサポートしていく。
公明 中村 広美[なかむら ひろみ]（大阪市住吉区）
災害はいつ発生するかわからない。安否不明者等の氏名公表の基準を早く策定すべき。
氏名公表については、市町村等の意見を聞き、令和3年中にガイドラインを策定予定。
維新 前田 洋輔[まえだ ようすけ]（八尾市）
今後30年で約8100億円が見込まれる府立学校の予防保全・建て替え計画について伺う。
高校再編整備計画や支援学校の狭隘化等の状況も踏まえながら、進める必要がある。
維新 中川 あきひと[なかがわ あきひと]（堺市堺区）
大和川を重要な地域資源の一つとしてまちづくりに活用するための取組みは。
地元市町や団体等との連携を強化し、大和川周辺の魅力あるまちづくりを進めていく。
国民 西野 弘一[にしの こういち]（東大阪市）
多数の朝鮮の人々が来日を余儀なくされたとの誤った歴史観に基づく指針（大阪府在日外国人施策に関する指針）は問題。
策定から20年近く経過。一層の多文化共生社会をめざす中で指針を見直していきたい。
維新 河崎 大樹[かわさき だいき]（大阪市住吉区）
公立でさらなる中高一貫校の開設を検討いただきたい。教育長の所見を伺う。
府立富田林中・高校の検証結果や他県の取組み状況等を踏まえ、研究してまいる。
自民（現 自保） 西川 訓史[にしかわ のりふみ]（八尾市）
八尾市山畑地区における廃棄物の搬入に対し、砂防法の観点で指導ができないか伺う。
八尾市と情報共有を図ってきた。今後は、市と連携して砂防法における対応を検討。
維新 植田 正裕[うえだ まさひろ]（豊中市）
教育委員会の機能等がわかりにくく不透明という府民の声をどう認識し取り組むのか。
意思決定のプロセス等の透明化は大変重要。今後、更なる透明化に向け工夫していく。
維新 中野 稔子[なかの としこ]（堺市東区及び美原区）
大阪の文化芸術・エンターテインメントを生かし、エンタメ都市として魅力発信を。
文化芸術等に強みを持つ民間事業者との連携等も研究し、大阪の魅力発信に取り組む。
公明 大橋 章夫[おおはし あきお]（枚方市）
柔軟剤等の香りにより頭痛などの様々な症状が生じる、いわゆる「香害」への対策は。
香りへの配慮に関して医療機関に周知。原因等の知見を得られたら積極的に情報提供。
維新 坂上 敏也［さかがみ としや]（大阪市中央区）
ワクチン・検査パッケージ等の無料検査についてどのような体制を整備するのか。
検査精度の確保や陽性判明時には確実に医療機関につながるスキームの構築を検討。
自民 西 惠司[にし けいじ]（堺市中区）
大規模地震に備え、府営住宅の早期耐震化が入居者の安全安心に必要。今後の取組みは。
事業期間の短縮に向けた工期や工区の見直し等により早期に安全安心の確保に努める。
維新 中谷 恭典[なかたに やすのり]（柏原市及び藤井寺市）
人口減少等に伴い、市町村の行財政運営は今後より深刻となる。府としての対応は。
令和4年度組織再編により体制強化を図り、市町村の基礎自治機能の充実に取り組む。
公明 中野 剛[なかの つよし]（茨木市）
河川防災情報としてケーブルテレビを通じて府民に河川カメラ画像の提供を。
既に3河川4箇所で提供。他のケーブルテレビ会社に対しても働きかけていく。
維新 横倉 廉幸[よこくら やすゆき]（大阪市西区）
川口地区は大阪の歴史に重要な役割を果たした。歴史的価値がわかる施設の整備を。
歴史的に重要な地域と認識。事業者や地元の意見も参考に、公募条件の整理を進める。
公明 三浦 寿子[みうら としこ]（吹田市）
インクルーシブな学校体制の一つとして、高校と支援学校の併設について検討を。
他府県の先進事例も踏まえ、より教育効果が期待できる併設のあり方を検討していく。
- 維新・・・大阪維新の会大阪府議会議員団
- 公明・・・公明党大阪府議会議員団
- 自民・・・自由民主党・無所属 大阪府議会議員団
- 自保・・・自民保守の会
- 民主・・・民主ネット大阪府議会議員団
- 国民・・・国民の会
5月定例会日程のご案内
5月20日（金曜日）から6月9日（木曜日）までの予定です。
※日程は変更になる場合がありますので、ご了承ください。
