こどもたちによる農空間の多面的機能調査 「田んぼって、ほんとにすずしいの?!」 調査結果 |
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農空間の多面的機能調査(特に気温調整機能)を確認する調査を、瓜破小学校5年生の皆さんと調査しましたので、その結果を報告します。
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1.調査結果
「田んぼや畑(農空間)は、道路や住宅地(都市空間)より
約1度、すずしい!」
ということは、
注目! 大阪市内には、約135ha(市内の農地面積)のクールスポットがあるということです!これは、大阪ドーム(面積3.4haとした時)の約40個分にあたります。 つまり、大阪ドーム40個分の田んぼや畑が、一日中、毎日、暑い大阪を冷やしてくれているのです! ちなみに、 大阪府内全域では、15,000ha近くの農地があります!! |
2.調査日時
平成16年8月6日(金)
3.調査場所
大阪市瓜破地域における、 田んぼなどの農空間:8点+住宅なのどの都市空間:8点 計16点
4.参加者
大阪市立瓜破小学校5年生(11名)+地元農家+大阪市瓜破土地改良区+JA大阪市
+大阪府
5.調査スケジュール | ![]() |
10時00分〜11時00分 簡易百葉箱作成 | |
6.調査方法 | ![]() (簡易百葉箱の作り方) | |
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◎「立ってなん度?」(地表1.0m〜1.5m) | ||||||
◇平均気温 0.8度、農空間の方がすずしい! | ||||||
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(参考)地域の最高・最低 温度差は2.5度
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◎「すわって、なん度?」(地表付近) | ||||||
◇平均気温 0.9度、農空間の方がすずしい! | ||||||
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(参考)地域の最高・最低 温度差は3.1度
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◎感想やアイデア
7.今後の展開について
今後は、農空間の保全や活用する取り組みの参考データとして活用していきます。 また、ホームページ等で調査結果を公表することにより、農空間が、食料生産の役割に加えて、ヒートアイランド現象での貴重なクールスポットとして良好な都市環境形成に果たす役割を広く知ってもらい、保全意識の醸成を図っていきます。 | |
![]() | 【具体的には】 1農空間の多面的機能発揮の重要性について、広く府民や農家に! 農空間の冷却効果について、この調査結果をもって、広く府民や農家に知ってもらい、 農空間を守り、活かす気運の醸成を図ります。 2学校教育で、この取り組みを広げていく! 農業教育と環境教育の推進を図るため、今回の取り組みをマニュアルとしてまとめ、広く府内の小中学校での取り組みの展開を推進するとともに、学校教育田( プチ農空間)の設置の誘導・促進を図っていきます。 |
8.関連報道
今回の取り組みは、当日の夕刻、NHKテレビやTV大阪のニュース番組で取り上げられました。 また、翌日の2004年8月7日には、毎日新聞朝刊で報道されました。 | ![]() |
田んぼは涼しかった! 農地の冷却効果を“証明” ◇手作り百葉箱で測定 |
このページの作成所属
環境農林水産部 農政室整備課 計画指導グループ
ここまで本文です。